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「嘘」をつく子どもの対処法とは?ーその1ー

こんにちは。

Prism校長のきよこです。

先日、子どもがよく嘘をつくというという相談をいただいたので、子どもの「嘘」について一緒に考えていけたらと思います。

小さい頃は、みんな「嘘つき」

子どもが3歳、4歳くらいになると「僕は、仮面ライダーだ!」「私は、プリキュア!」など、なりきり遊びをして、微笑ましい姿を見せてくれることがよくあります。しかし、これは、いわゆる「嘘」ですよね。仮面ライダーでも、プリキュアでもない。けれど、私たちが微笑ましく見ることができるのは、これが、「ごっこ遊び」の一環であると認識しているからです。

しかし、大の大人が、街中で仮面ライダーの格好をして、悪人(に見える)一般人をぶった切ってたら、驚くし恐れを感じます。

そう、人間の発達段階として、想像の世界(いわゆる嘘)の世界で生き、周りの人に共有するということはありますが、成長するに従って、区別がついていくものというのが、私たちの概念にはあります。

「嘘」は悪いものなのか

私たちは、嘘は悪いものとして習ってきました。嘘をつき続けると、周りから信用を無くしてしまいます。
想像は良いものとして、言われています。
世界で3000万部売れている自己啓発本「7つの習慣」には、知的創造(いわゆる想像すること)を第一の創造と呼び、物的創造(いわゆる行動すること)を第二の創造と呼んでいます。この知的創造がしっかりしていれば、しているほど、物的創造が叶いやすいそうです。

そう考えると、嘘をつく子どもというのは、現実と想像が混じり合っており、良質な想像ができれば、現実世界がその子にとって良いものになっていくということになります!!
「嘘をついている」と一方的に否定してしまうのは、もしかしたら、子供達の創造性を壊してしまう行為にもなりかねないのです。

でも、嘘は困る…だって、周りの人を振り回してしまうし、信頼を失ってしまうから。
そう思いますよね。
私も、あまりに嘘をつかれると疲れてしまいそうですwじゃあ、どうしたらいいのでしょう?

「嘘」の本質を見極める

辞書では「嘘」は「本当ではないことを、相手が信じるように伝えることば」と書かれています。

私は、嘘にも種類があり、その中の背景が大事だと思っています。

・空想
私たちは、小さい頃空想の世界をいきていました。あの雲は綿菓子!とか、キラキラの靴を履いて、ガラスの靴❤️とか。
大ロングベストセラーのドラえもんの世界は、まさに空想の世界!!世代を超えて人気なのは、私たちの根っこにある空想の世界を思い出させるからなのだと思うのです。

・宣言
みなさんは、「予祝」というのを聞いたことがありますか?自分の「望み」を起こったように話し、お祝いすることです。まだ、起こっていないことを起こったように話すので、予祝を知らない人は、「騙された!!」と思う人もいるかも??でも、これ、引き寄せの法則界隈では流行っている模様。子どもにとっては、予祝も嘘も違いがわからないかもしれませんw

・自己弁護の嘘
よくありますが、何か悪いことをした時に、「私やってない!!」と咄嗟に出るやつですw
咄嗟に出てしまって、後に引けず、嘘をつき続けて、罪悪感になる人もいると思います。

・自覚のない嘘
発達障害の子どもに多いと言われていますが、現実と空想が入り混じっている子がいます。
話していて、本当にそうなっているかのように自分が勘違いするので、嘘をついているという自覚はありません。感覚的に、「そうなっている」ので、周りが信じてくれない…という不信感になったりします。私の人との感覚のズレが生じているので、共感ポイントが違い、すれ違います。
子どもの嘘で悩まれている方の大半は、ここにあると思います。

だいぶ長文になりました。
対処法についてはーその2ーに書いていこうと思います。

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