トライブ紹介 シニアトラベラー【1/2】
私たちSEEDERは今後増えていくであろう考え方や行動を示している先進的な消費者グループ=「トライブ」を独自のリサーチによって発見、定義し、調査した結果をレポートにまとめています。トライブレポートの詳細については、まずはこちらの記事をどうぞ!
トライブ・リサーチから得られた知見を通じて、推進される企業のイノベーション活動を「トライブ・ドリブン・イノベーション」または「トライブ・マーケティング」と総称し、コンサルティング、支援を行っています。
今回はシニアトラベラーをご紹介します。
1. シニアトラベラーの登場とその哲学
国内外にアクティブに旅行をするアクティブシニアのトライブが『シニアトラベラー』です。彼らは数十年様々な場所を旅し続けた結果、旅や日常に対する自分なりの価値観を形成しています。
SEEDERでは、彼らの哲学や旅行の中の行動などを調査することで、今後ますます増加することが予想される、シニア向け旅行サービスやその周辺サービスに関しての未来を見つけることができました。
シニアトラベラー以前のリサーチでは、65歳前後で定年すると通常は悠々自適な生活をするところを、逆にいつまでも現役時代の心を持って活動し続ける方をシニアウオリアとしてリサーチしました。しかし悠々自適な生活を送る人びとの中にも先進層はいるだろうということで、シニアウオリアの足りない部分を補う形で調査、作成されたレポートがシニアトラベラーです。
では、シニアの悠々自適なライフスタイルの先進性がどこに表れるかというと、やはり、旅行をどう楽しむかというところになるのではないかと思います。
2. シニアトラベラーの旅行先
シニアトラベラーはアクティブシニアの中でもとくに旅行を楽しむことをライフスタイルの中心に置いている人びとで、旅行はお金も時間もかかる大変なことなので、シニアの未来と同時に旅行の未来も見据えることができるリサーチといえるでしょう。
まず、シニアの人びとに国内でまた行きたい場所についてのアンケートをしたところ、1位:北海道、2位:京都、3位:東北という結果になりました。
また、いつか行きたい場所については、1位:屋久島、2位:沖縄の離島、3位:種子島という結果になり、国内では離島への憧れがあることが分かります。
また、海外旅行について同様の質問を行うと、また行きたいのは、1位:ハワイ、2位:サイパン、3位:グアムと有名なリゾート地が挙げられ、ほかにはパリ、ローマというスタンダードな観光地が挙げられます。
反対にいつか行きたい場所としては、1位:北欧、2位:スペイン、3位:ローマが挙げられ、ローマは一度行った人にもまだ行ったことのない人にも人気の観光地といえます。
参照:トラベルボイスシニア世代が「実現したい夢」ランキング、1位は旅行、リピートしたい場所は北海道 ―日本ロングライフ調査https://www.travelvoice.jp/20150220-35554
出典:日本ロングライフ「:人生の円熟期”プレミアムエイジ”と理想のセカンドライフに関する意識調査」(2014)
シニアトラベラーのセグメントは、自分の時間的余裕を旅行を通じて豊かにしたいという共通の価値観を持ち、以下のアプローチの違いを持っています。
次回はシニアトラベラーの3.多様な旅行スタイル、4. 回顧型と未踏地制覇型についてご紹介します!お楽しみに!
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