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ー 先進生活者分析のエキスパート ー 日常のちょっとしたことから生活者インサイト・未来洞察・先進事例まで、ビジネスパーソンの発想を刺激する“気づき”をお届けします|SEEDATA(博報堂グループ)よりスピンアウト|イノベーション創出(新商品・新規事業開発)支援

最近の記事

トライブの価値観が次のイノベーションのもとになる

前回はSEEDER ファウンダーの宮井に、トライブができた経緯と、インサイトだけでは商品の具体的機能や仕様を考えるには限界がある、というお話をききました。そして、トライブリサーチでのインサイトの蓄積があるからこそ、エスノグラフィーでは行動にフォーカスし、ジョブを見つけ出すことができるという点がSEEDERのエスノグラフィーの強みであることをお伝えしました。 今回は、トライブリサーチとインタビューの具体的な方法との関係について 話を聞いていきます。 インタビューより大切なの

    • 何故SEEDERはエスノグラフィーでジョブを見つけだせるのか?

      私たちSEEDERは今後増えていくであろう考え方や行動を示している先進的な消費者グループ=「トライブ」を独自のリサーチによって発見、定義し、調査した結果をレポートにまとめています。 「なぜSEEDERはエスノグラフィーでジョブを見つけることができるのか」ということをご紹介する前に、私たちの定義するトライブとはなにか、トライブからインサイトをどのように導き出しているのか、さらに、導きだされたインサイトがエスノグラフィーにどう影響を与えているのかという背景を知る必要があります。

      • FUNDINNOで株式投資型クラウドファンディングを開始します:生成AIで新商品開発や新規事業のアイデア発想を拡張し、事業推進の課題設定・仮説立案を加速させます。

        2024年7月8日追記目標198%達成いたしました!ご支援ありがとうございました。 引き続き社内で行なっている実証実験を加速するとともに、開発も進めていきます。 続報をお待ちいただければと思います! SEEDER株式会社はFUNDINNOで株式投資型クラウドファンディングを開始します。 生成AIで新商品開発や新規事業のアイデア発想を拡張し、事業推進の課題設定・仮説立案を加速させます。 1口10万円から投資が可能となり、募集期間は6月14日(金)19:30~6月21日

        • ​​顧客インタビューによるインサイト抽出のポイント

          顧客インタビューの重要性顧客インタビューは、企業が顧客ニーズや期待を深く理解するための重要な手法です。実際の顧客の声を聞くことで、新たなインサイトが得られ、事業戦略に直接反映できます。 顧客インタビューのメリット顧客インタビューは直接ユーザーの声を聞くことで、製品改善やサービス向上に具体的なインサイトを引き出せる。デプスインタビューは深い理解を促し、新しいビジネスチャンスを発見する助けとなります。 しかしやみくもにただインタビューしても、何となく「声が聞けてよかったね」と

        トライブの価値観が次のイノベーションのもとになる

        • 何故SEEDERはエスノグラフィーでジョブを見つけだせるのか?

        • FUNDINNOで株式投資型クラウドファンディングを開始します:生成AIで新商品開発や新規事業のアイデア発想を拡張し、事業推進の課題設定・仮説立案を加速させます。

        • ​​顧客インタビューによるインサイト抽出のポイント

          新規事業テーマの発想方法

          こんなお悩みはありませんか?いつも同じメンバーだと既視感のある似通ったアイデアしか出てこない 突飛なアイデアが出ても実現性に乏しそうなものばかりで進められない 当然のお悩みかと思います。いつも同じメンバーでアイデア出しをしても 自社で過去に取り組んだか、他で既にやっていそうな現状の顧客の課題に対する規模の小さい案しか出ず、すぐに開発アイデアが尽きてしまう。 たまに新規性がありそうなアイデアが出ても非現実的で商品アイデアとしてもマーケティング訴求しても実現できなさそうな

          新規事業テーマの発想方法

          社外人材を活用したチームアップで成果を出すための3つのポイント

          近年、専門性の高い人材や業界のプロフェッショナルを効率的に活用するために、正社員だけではない業務委託契約などの社外人材を活用したプロジェクトチームの組成が注目されています。しかし、ただなんとなく優秀な人材をチームに入れるだけでは、期待通りの成果が出ないケースも少なくありません。 そこで今回は、社外人材を活用したチームアップで成果を出すために重要な3つのポイントをご紹介します。 信じられるのはアウトプットだけまず最初に結論を申し上げますと、いくら優れた経歴やポートフォリオを持

          社外人材を活用したチームアップで成果を出すための3つのポイント

          マッチングビジネスの介在価値とは

          私はリクルート関連会社での事業企画・経営企画の経験および大手企業での新規事業としてのマッチングプラットフォームの運営の経験があります。苦い経験、大変な経験の方が多かったと振り返って思いますが、マッチング仲介者の介在価値について、重要なポイントを記しておこうと思います。 リクルートはご存知の通り人材斡旋による求職者と求人企業とのマッチング、また大手企業でのマッチングプラットフォームでは製造工場とものづくりをしたい人 / 会社とのマッチングでした。人が介在していてはプラットフォ

          マッチングビジネスの介在価値とは

          車輪の再発明はやめましょう

          結論プロダクト開発をやる際、自社にとっての未知の領域についてはその道のプロの手を借りた方が早いです、という記事です。 新規プロダクト創出の機運企業にとってパンデミックの対応がひと段落して、外的不確定要素が少なくなってきましたね。 大手クライアントさんとの商談の中で、元々オフィスワークしていた企業が出社中心に再シフトしたり、本腰を入れて未来に向けた事業開発をするようになってきたと感じます。 その中でコロナ渦直後と同じくらい、新規事業のニーズも高まっています。パンデミック直

          車輪の再発明はやめましょう

          2024年度 新体制のお知らせ

          SEEDERは2024年4月1日より、以下の体制に変更します。 取締役の林直也は取締役を退任し、中国から主に現地の先進的な生活者の定性情報の獲得拡大に尽力します。 新たに、これまで大手商社・大手旅行会社の関連会社ででブランディング・インサイト開発業務に携わってきた小林脩人が参画します。これまでのブランディングやコミュニケーションに関する知識経験を活かし商品・サービス・事業開発のプロジェクトにアナリストとして関わってまいります。 またSEEDERで4年ものインターン経験を経

          2024年度 新体制のお知らせ

          "義憤発想"でプロダクト開発ができる

          義憤とは義憤とは、布令必用新撰字引(1869)では以下のように記されています。 SEEDERでは、既存の商品・プロダクトに対して 「なぜ〇〇ではないのか」 「〇〇したくないのに」 「もっと〇〇であるべきでは」 といった、隠れた前提に対する憤りであると考えています。 私は「怒り」「悲しみ」でないところもポイントであると思っていて、 義憤とは、「どうしようもない怒りや悲しみを抱えている状態」です。 SEEDERは消費者のこの”義憤”を新商品 / プロダクト開発に活

          "義憤発想"でプロダクト開発ができる

          新商品 / 新規事業開発に活用できるデータとは?- N1マーケティングによる定性データの分析 -

          データ、というと商品の市場占有率や売上高など数値として把握できる定量データのことをイメージする人が多いのではないかと思います。 かつてBtoBのメーカーで商品開発をしていた時も、私は自社内にある定量データから根拠を作って商品開発をしていました。 では、全く新しいコンセプトの新商品や、市場を創りにいく新規事業の開発に活用できるデータとはどういうデータなのでしょうか。 定性データを活用するSEEDERでは、新商品 / 新規事業開発のアイデアソースとしてN数の少ない定性データ

          新商品 / 新規事業開発に活用できるデータとは?- N1マーケティングによる定性データの分析 -

          "トライブ"とは?

          SEEDERでは、今後増えていくであろう考え方や行動を先取りしている先進的消費者のグループ=「トライブ(TRIBE)」を独自のアプローチで発見・定義し、未来洞察を行っています。定性的なアプローチでリサーチを実施・分析し、近未来の生活者動向としてデータベース化しています。このデータベースを用いたイノベーション支援が当社の強みです。 トライブデータはSEEDER独自の先進的な生活者の定性データです。他社では”特定の共通の趣味・好きなものをもつ集団”と定義しているところもあります

          "トライブ"とは?

          新規事業開発におけるPoCの重要性

          PoCとはPoCは Proof of conceptの略で、直訳すると概念実証という意味になります。事業開発、特に新規事業開発の領域では実証実験と訳されることも多く、弊社もその意味合いで事業開発をできるだけ費用をかけずに素早く回していくために活用しています。PoCでは、サービスや製品に用いられるアイデアや技術が実現可能かを確認することになります。 事業開発における実証実験とは事業開発における実証実験とは、事業者サイドで仮説として立てた顧客ペルソナに具体性があるか・プロダクト

          新規事業開発におけるPoCの重要性

          新規事業開発におけるMVPの重要性

          私もこの会社に入ってきた時は、MVPと聞いて野球とかのMost valuable playerをイメージしていましたがもちろんそうではありません。事業開発におけるMVPはとても大事な考え方です。この記事ではMVPとは何か、その必要性について説明していきます。 MVPとは MVPとは、Minimun viable productの訳で、直訳すると「最小限の実用的な製品」という意味です。我々はこれを「MVPを顧客からの共感を呼び、顧客の行動を促すことができる最も実用的な単機能

          新規事業開発におけるMVPの重要性

          「トライブ」とは何か?

          SEEDER独自の先進的な生活者「トライブ」についての記事を書きました。 https://jinchi.seedata.jp/new-business/1675/ こんな人に読んでいただけるとためになります。 ソーシャルインパクトのある新商品開発がしたい人 新市場をつくる新規事業をしたい人 生活者のインサイトを洞察したいリサーチャー ぜひご覧になってみてください。

          「トライブ」とは何か?

          財務計画を可視化してるうちに、逆に経営に提案したい方向性が見えてきた。

          SEEDERがエキスパート人材マッチング"JINCHI"を通じて企業を支援した事例をご紹介します。 今回は表参道にオフィスを構える、ジュエリーの企画販売を行っている有限会社 ソラ (SORA)さんのFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)をさせていただきました。 弊社代表であり4M株式会社の 村田 寛治 に伴走支援させていただき、経営資源循環部の 涌波 大志 さまにお話を伺いました。 御社の会社概要について教えてください。涌波さま(以下敬称略): SORA

          財務計画を可視化してるうちに、逆に経営に提案したい方向性が見えてきた。