見出し画像

オンライン大学院に入学が決まったら準備すべきこと

今回はタイトルのとおり、オンライン大学院に入学が決まったら授業の開始に備えてどのような準備をすべきか、自身の経験を踏まえて考えてみたい。戦略的に考えることで、勉強を少しスムーズに効率的に進めることができるかもしれない。

1. シラバスと教員を改めて読む・眺める

大学にもよるがシラバスや教員情報が一般に公開になっていることが多いと思う。多くの方はきっとそうした情報は既に大学院への出願検討の際に読んでいると思うが、入学が決まったタイミングで改めて読んでみたい。例えばシラバスに教科書や使用論文が載っていたら、当該文献に先に目を通しておくことで、授業のキャッチアップが楽になる。いきなり英語の論文に取り組むのにハードルがある場合は、日本語の関連する文献を先に読んでおくのも一案。

また、教員情報も重要で、その先生がどういう専門でどういう論文を書いており、スタンス・勘所がどこか把握しておくことで、授業や課題への理解が一層深まる。なによりオンライン大学院では教員とかかわることがあまりないので、教員情報で顔写真を見てこの人はどういう人なのだろうかと妄想するだけでも大学院の学習へのモチベーションが高まる。

2. 他の日本人受講生やOB/OGがいないか調べてみる。

このご時世、まだまだ相対的に少ないとは言え、ネットで調べるとオンライン大学院に通っていた人の体験談を沢山見つけることができる。その中で自分の通う大学院の経験者がいれば、その体験談をしっかり読み込んでおくことは重要。もし仮に現役で通っている人のようであれば、SNS等を通じてコンタクトしてネットワークを広げるというのも考えられる。日本人に限らず、広くOBOGが現在どういう風に活躍しているかを調べるという意味では、Linkedinも活用できると思う。

3.仕事・ プライベートの時間の使い方を見直す

ビジネスパーソンをしながら大学院に通う場合、当然時間の捻出が課題になる。必要に応じて業務量を調整したり、同僚や上司に大学院に通うようになった旨を伝えて多少の配慮をしてもらう必要があるかもしれない。加えて家庭がある場合には、家族の理解も必要であることから1週間のうちにある程度まとまった時間が取れるように、家事分担の見直し等を検討してみてもよいかもしれない。

私の場合は家族はいないものの、働いてはいるので週末にある程度まとまって時間が取れるように友人と遊び行ったり、飲み会に参加することは少し減ったかもしれない(特にエッセイ課題の直前)。

4. 目標を見直す

きっと大学院受験前に大学院での目標を立ていると思うが、合格が決まったタイミングで今一度「大学院で何をしたいか。大学院修了後はどうなりたいか。」を見直しておくのが良いと思う。大学院で漫然に学んでいると挫折することも多くあると思うが、目標がはっきりしているとその際の心の支えになる。

5. アカデミックライティングを勉強する

以前に何回か私のnoteで言及したが、私見ではオンライン大学院では体系的にアカデミックライティングを学ぶことは難しいと思う。そこでアカデミックに論理的に文章を書くとはどういうことか、大学院入学前に一冊本を読んでおくことが良いと思う。その点で最近出版された以下の本はとてーもお勧め。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?