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監視カメラ用語集―あ行― Part.1

ご挨拶

お久しぶりです。株式会社セキュアの商品技術部のnote担当新人Yです。皆様は、よく商品のカタログを見て、「これってどういう意味?」って思うことはありませんか?
そしてその意味を調べたら更にわからない用語が出てきて、その言葉も調べて・・・の繰り返しになるという経験を私は何度も経験したことがあります。
そこで、専門用語をわかりやすく説明していきたいと思います。
今回は、監視カメラでよく使われる用語の中で、「あ行」の言葉を集めました。今回はそのパート1になります。

RTSP(アールティーエスピー)

RTSPとは、Real Time Streaming Protocol(リアルタイムストリーミングプロトコル)の略で、オーディオデータやビデオデータなどのマルチメディアデータを含むサーバを、遠隔操作するためのプロトコルのことです。オーディオデータの再生・停止・録音、ビデオ・データの再生・停止・記録などの遠隔操作を行うことができるようになります。

IPカメラ(アイピーカメラ)

IPカメラとは、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネットなどのIPネットワークに接続された状態で撮影ができ、その映像や音声をネットワーク上からリアルタイムで確認できるカメラのことです。
ネットワークカメラとも呼ばれます。ネットワークを通じてカメラにアクセスが可能なため、遠隔地でも映像等を確認することができます。

IRカットフィルター(アイアールカットフィルター)

IRカットフィルターは、カメラまたはレンズに取り付けられた光学ガラスで赤外線をカットします。赤外線カットフィルターともいいます。
イメージセンサーは、人間が見ることが出来ない赤外線に感度をもっています。デジタルカメラが人間の見ている色と同じような色で撮影するため、IRカットフィルターを用いて赤外線をカットし、可視光のみをイメージセンサーへ透過させます。IRカットフィルターはデジタルカメラのほとんどに搭載されています。赤外線照射機能付きの防犯監視カメラにはICR(IRカットフィルタの脱着機構)が必ずついています。

Iフレーム(アイフレーム)

1枚の静止画像を再現できる全ての映像情報を保持したフレームです。

アナログカメラ

アナログカメラとは、明暗などを電圧の高低に変換したアナログデータで伝送するものです。
かつて、DVRが普及する以前はネットワークに接続されていないという理由で、CCTVカメラ(閉回路テレビカメラ)とも呼ばれていました。
映像信号がアナログデータですので、アナログカメラと呼ばれています。
アナログカメラで撮影された映像は、かつてVHSテープにアナログ信号のまま録画していました。今では、一般的にデジタル信号に変換して信号の圧縮を行い録画をおこなっています
※HD-TVI/AHDもアナログカメラの一種になります。

アイリス

アイリスとは、カメラがレンズに取り込む光の量を制限する、調整可能な開口部(絞り)の装置のことです。眼の虹彩「ひとみ」に構造が似ているところからアイリスという名前が付けられています。
また、このアイリス(絞りの大きさを数値化したもの)をF値と呼びます。
数値が小さいほどレンズへ入る光の量が多くなり、明るい画像になります。

アスペクト比

アスペクト比(画面比率)とは、画面や画像の縦と横の長さ(画素数)の比のことです。監視カメラの場合は、モニター画面の縦・横の比になります。地上波デジタル放送などで採用されている「16:9」(ワイド)や、かつてテレビやDVDなどの映像媒体で主流だった「4:3」(スタンダード)、劇場公開される映画で採用されることが多い「2.35:1」(シネマスコープ)などがあります。実際は、「4:3」あるいは 「16:9」 のモニターがよく使用されます。

次回予告

いかがでしたでしょうか。こちらを読んでいただいて、監視カメラ用語の意味を理解していただけると嬉しいです。
次回も、監視カメラ用語集-あ行-になります。


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