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西オーストラリアでの体験を書いています。パースとフリーマントルの間ぐらい、少しフリーマントル寄りのカーディンヤというところで、ホームステイしていた時のこと、アパートや一軒家を借り…
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刑務所の芸術家〜アボリジニアート

パースに着いて一番最初の観光が、フリーマントルの刑務所。 それまでは、近所の散策やパースのショッピングモールの散策などしかしていなかった。 フリーマントルの刑務所は、ホームステイ先から近かったし、定番の観光地のようだったから、行ってみることにした。 オーストラリア人男性のガイドがいたのだけど、日本語を普通に話す。西オーストラリアに来る日本人は、東海岸に比べたら少ないし、実際、住んでいる人も東海岸とは比べものにならないぐらい少ないが、日本食のお店は結構多い。 このガイドさん、普

学校でも競馬!?〜オーストラリア最大のレース

 オーストラリアで、初めて競馬に行った。その日は夜、競馬に行くから、いつもより夕食の時間が早かった。みんな、普段着で行ったのだが、元々は上流階級の娯楽だったから、正装して行ったりする。ホストママとパパと17歳の長女カーリーと3人で外出。次女のジニーは14歳だからお留守番。こういうのは徹底している。  競馬といってもいろいろあって、2輪車に騎手が乗って、馬が引っ張るレースもあった。(映画ベンハーに出てくるようなもの)私は見ただけで馬券は買わなかったのだが、カーリーは少しだけ買っ

スーパーは5時閉店〜週末もお休み

 日本では一般社員が残業に追われて、夜遅くなる人もたくさんいるが、ここパースでも多くの人は、夕方5時ごろに仕事は終わるらしい。銀行勤めのパパさんも夕食ごろには帰ってくる。マンハッタンのエリートたちはそうではないだろうし、もちろんオーストラリアにも遅くまで仕事をする人はたくさんいるとは思うが、パース市内の中心にあるお店は、夜営業している飲食店以外は、ほとんどが5時に閉店。5時にはシャッターが半分降りている。スーパーもデパートもカフェも、衣類や雑貨の店も全部閉店。夜遅くまでいろん

素敵な出会い〜ブラジル人の女性

 英語学校のクラスに、ブラジル人の女性、テルマがいた。他の生徒たちは10代のアジア人だったが、私は当時25歳、テルマは私よりすこ年上だった。オーストラリア人の男性と結婚して、フリーマントルに住んでいた。英語に不安があり、英語学校に通いだしたそうだ。  ご主人が海外を周遊旅行していて、ブラジルを訪れた際、初めて出会ったが、その時何もなかったらしい。その後、テルマが海外旅行中に、別の国で(どこだったか聞いたのだが忘れてしまった)また、彼に出会ったらしく、その時に意気投合したのだと

アジアの留学生たち〜セレブな子供たち

 英語学校の生徒はほとんどがアジア人。日本人は少なく、インドネシア、マレーシア、香港、タイ、台湾、などで、ほとんどが10代。日本からパースへ行くには、直行便はなく、シンガポールかマレーシアで飛行機を乗り換えないと行けないが、留学生たちの国は、パースへの直行便があるらしい。  10代で海外に留学するのだから、セレブな子たちがほとんど。家にはサーバント(召使い)がいる子がほとんどで、料理はサーバントがするから、お母さんが料理をしているのを見たことがないという子が多い。親が医者や弁

別の英語〜イギリス英語とアメリカ英語

 英語学校に行ってすぐに感じたことがたくさんある。英語学校のテストはリスニングとスピーキング優先だから、日本人はレベルの低いクラスに分けられやすい。クラスの授業が簡単すぎて、すぐにクラスを変わる日本人生徒が何人もいた。私も2回授業をうけたが、あまりに簡単すぎるクラスだったので、上のクラスに変えてもらった。
他のアジア人は、自国の英語の授業で、テレビのニュースを見たりするらしく、日本人よりは聞くことや話すことに強い人が多かった。  オーストラリアはもともとイギリス統治下にあった

雨期は寒い〜裸足で歩くオーストラリア人

 雨期はまだ寒いのに、オーストラリア人は、裸足で街を歩く!もちろん、みんながみんなそうではないが、友達に聞いても、「そうそう!雨降ってるのに、平気で街を裸足であるいてるよね!?」と言っていた。  ビーチを裸足で歩くならわかるが、街の中を、靴を吐かずに普通に歩いている。とても不思議な光景だったが、そんなに珍しいことでもない。何より、この寒い時期になんで!?という疑問の方が強かった。  雨期は思っていた以上に寒かった。ベッドには薄いブランケットみたいなものしかなく、寒くて寝られな

初めてのホームステイオーストラリア人の家庭

 ホストファミリーは、銀行員のパパさん、会計士事務所でパートで働いているママさん、ティーンエイジャーの女の子2人、カーリーとジェニー。二人とも制服がある、私立の学校に通っている、エリート家庭。学校側にホストファミリーに対する不安を伝えていたため、良いファミリーを紹介してもらったようだ。  この家では、玄関で靴を脱いで、スリッパに履き替える。でも、日本の家のような玄関ではない。フラットなフロアで、区切りも何もない。玄関に靴が散らばっているが、家の中はきれいだし、ルームシューズが

パースへ〜新しい生活の始まり

 9月の終わりごろ、シンガポール経由でパースへの片道切符で旅立った。シンガポールで3時間空港の中をウロウロ。シンガポール航空の客室乗務員の女性の制服が、色違いの民族衣装で可愛かった。色で役職が違うらしい。  パースについたのは夜中だった。学校のスタッフが迎えにきてくれて、夜中なのに、ホストファミリーは、起きて待っていてくれた。紅茶を飲みながら、少し話しをして、すぐに寝たのだが、季節は雨期。ベッドにあったのは薄いブランケットのようなもので、とにかく寒くて、靴下をはいて寝た。