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成長の種と肥料はお客様が持っている


私には20年来の付き合いの美容師さんがいます。
これを他の人に言うと、「すごいねぇ~」と言われます。

あなたは美容院をコロコロと変えることができますか?

私はできないんです。
理由は私の髪がくせ毛だから。

くせ毛の方は分かってくれるかと思うのですが、毎朝髪を整えるのに悪戦苦闘するんですよ。 
おまえはどうしてこっちにはねているんだ?と、自分の髪に問いながら・・・。
特にこれからの梅雨時期は時間との戦いです。

そんなくせ毛を持つ私は、できるだけ自分の髪を扱いやすくカットしてくれる美容師さんを求めていました。
しっくりくる美容師さんがおらず、嫌々ながらいろんな美容院を回っていたところ、ある日飛び込みで入った美容院に彼女がいました。

彼女にカットをしてもらった次の日、自分の髪がとても扱いやすくてびっくりし、この人だな!と思い、そこから20年以上の付き合いになってます。

かなり前の話ですが、そんな20年来の付き合いのある美容師さんといろんな話をしていたところ、こんな話になりました。

❞ 私を含め、うちのスタッフはお客様に育ててもらっているんですよね。
仕事をしていると、お客様に対して常に最高のものを提供したいと思うのはどの職種も同じです。

けれど、どうしても失敗はあるし、迷惑をかけてしまうこともあります。
お客様から厳しく指摘されることもあります。
逆に暖かく見守ってくれるお客様もいます。
様々なお客様のそういった想いに答えたいと思うからこそ、日々努力をし、成長していくことができるんです。

ここでのオーナーは私でスタッフを育てる責任はありますが、本当にスタッフを育ててくれているのはお客様なんですよね。

私もここまでお客様に育ててもらいましたから。❞

仕事をする上でお客様にとっては、新人だろうが、ベテランだろうが関係ありません。
お客様にとっては、どちらもサービスを提供してくれる相手ですから。
いかに金額に見合うものを提供するか、それがお客様に対して提供する側の責任です。

新人のころはたくさん失敗もしますし迷惑もかけます。
それに対してのお客様の厳しい評価に落ち込むことは、日常茶飯事です。
私も多々ありました。
けれど、そこから学び、次こそはと努力を重ね、経験を糧にしていくことで、お客様の期待に応える実力を身に付けていくんだと思います。
お客様が満足すること、私の場合はクライアントの皆さんが日々の仕事の中で、思う存分ご自身の力を発揮する環境を作り出すことが仕事です。
そこへ全力を注ぐだけです。

そして、お客様から良い評価をしてもらえた時に、さらに自信となって自分の成長に繋がっていきます。
お客様を見れば、自分への評価が分かるだろうし、その期待を裏切れないという想いにもなります。

そうやって、お客様との信頼関係を築いていきながら、育ててもらい、成長させてもらっているんだと思います。

これはどの職種でも言える事ですよね。
自分が成長する種や肥料は、お客様が持っているんだと思います。

美容師さんと話をしていて、今までのことやこれからの事をいろいろと考えさせられた時間でした。
お客様の為に自分ができることを日々しっかりとやっていかないとなと、改めて思ったというお話でした。

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