見出し画像

柔術日本最強・関根シュレック秀樹がハードヒット参戦へ

17日、東京・新木場1stRINGでニコプロpresentsハードヒット「レガースを履いた侍」が開催された。昨年12月30日に同所で開催したニコプロpresentsハードヒット「YES, WE ARE HARD HIT!!」に、アテネ・北京五輪の柔道男子66キロ級金メダリスト・内柴正人を招へいしたプロデューサーの佐藤光留。

予告していた公開オファーはできなかったが、ハードヒットのリングを跨いだ内柴はプロレス挑戦を否定。それでも大会終了後に取り囲んだマスコミに対して「佐藤さんが道場で自分に勝ったら、やってもいい」とリップサービスが飛び出した。

光留は内柴をハードヒットのリングに引っ張り出すことを諦めておらず、現在も内柴と同じ道場で柔術の練習を続けているという。そこで光留は今大会でRoad to 「U」と題し、元警察官で43歳から格闘家に専念した関根シュレック秀樹と柔術の公開スパーリング5分2Rをおこなった。

ただでさえ日本人離れした肉体を持つ関根を相手に、果敢に挑んでいった佐藤だったが、腕ひしぎ十字固めや送り襟絞めなどで何度もタップ。グラウンドでのパロ・スペシャルのような技まで繰り出した関根に対し、5分間の1ラウンドを終えた状態で佐藤は披露困憊。

最後の2ラウンド、必死で関根に食らい付いていった佐藤は、終了直前にヒールホールドを極めてついに関根からタップを奪った。5分2ラウンドのスパーリングを終えた関根は「一応、いま日本で柔術をやっている人間だと、一番強いと自負しています」と言うと、大学生時代にはUWFインターナショナルに熱狂していたことを吐露。そして「Uの系譜」と豪語するこのハードヒットへの参戦を希望した。

それを聞いた佐藤は柔術着を脱いで、プロレスラーらしく上半身裸になると「ぜひ次、レガースつけてハードヒットのリングで試合してみませんか?」と公開オファー。関根が「望むところです」と即答すると、佐藤は“梅雨が明けた頃”に開催予定の次回大会で、自身を含めてとんでもない対戦相手を用意することを約束。

Uインター最強外国人選手だったゲーリー・オブライトが大好きだったという関根。佐藤が「いつか関根ゲーリー秀樹になる日を! ハードヒットなんでもアリですから! 恐いものなんかないですから! 大事なのは格闘技を愛する気持ちだけです」と言うと、場内には『UWFメインテーマ』が鳴り響いた。

スポーツナビ(2018年3月20日掲載)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?