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「求める場所」の話

second placeの佐藤です。
どうぞよろしくお願いします。

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大リーグ、エンジェルスの大谷翔平さんが、今シーズン、最も活躍した選手に贈られるMVP(最優秀選手)に選ばれました。今シーズン前のWBCでの活躍から、シーズン中のピッチャーとバッターの二刀流の躍動まで、非常に多くのメディアで取り上げられ、とても印象深い1年になったかと思います。

これだけ活躍したにもかかわらず、所属チームの優勝を目指し、自身の移籍も含めてさらに自分を磨いていきたいとのコメントに驚いた方は多いのではないでしょうか。

あくまで報道を通しての情報となりますが、野球選手として自分を高めていくために、試合や練習以外でも、外食はせずに何を食べるのかこだわり、できるだけ睡眠時間を確保し、生活のすべてを野球のために過ごしているそうです。

こうしたアスリートの方を「ストイック」と表現することが多いかと思いますが、個人的な印象としては、大谷さんは「ストイック」を通り越して、どこか厳しい修行の末に悟りを開く「修行僧」のような印象を受けています。

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多くの野球関係者の方々が大谷さんに対するコメントをしていますが、先日興味深い対談を耳にしました。選手としても監督としてもプロ野球で優勝経験がある方と、選手として大リーグでもプレーした方のやりとりの1コマです。

『結局どこを求めるか、という話なんですよ。大谷選手やイチロー選手みたいに、ストイックに、野球から一切離れず、追い込んで追い込んで、大スターになっていく。私くらいの普通の選手だったら、野球が終わったら食事したり、お酒飲んだりしたり、それで何年か野球をやらせてもらえたわけです。どっちが幸せ?って考えたら、私も結構幸せなんですよ。』

『今の言葉は聞き方によっては甘えに聞こえるけれどそうじゃない。メリハリがないとなかなかこの世界ではやっていけない。大谷選手のように外食しなかったりお酒を飲まなかったり、それができるのはすごいけれど、タイプによるのかな、と思います。』

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ついアスリートは「ストイック」であるべき、と考えがちですが、現場のリアルを知ることができる貴重なやり取りだと感じました。

特にプロのチームスポーツにおいて、練習はほどほどながら生まれ持った体格やセンスで活躍する選手や、小柄ながら論理的に考え熱心に練習を重ねることで活躍する選手、こうした選手たちの組み合わせて最大限の力を発揮させる監督など、多種多様なキャラクターが集まって強いチームが生まれる、ということです。

もしかしたら、これはアスリートの世界だけではなく、普通の会社や仕事の場面でもごく当たり前に起こっていることなのかもしれません。あるべき論の先入観に囚われず、ひとりひとり置かれている状況や会社や仕事に対する考え方が異なる人たちが集まっていることを理解して、お互いを尊重しながら行動することが大切なのかもしれませんね。

second place 佐藤

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