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生命

銀杏空に放り投げて
墓荒らしが饅頭をパクるころ
モヤがかかった頭
夏の終わりの蝉の死骸 そんな感じの未来
今年の暮れにはくたばるんだろうか

8月の雪に塗れて
泥に塗れて
生きとし生けるものの輝き
それは遺体となって見つかった
遺体となって見つかった
遺体となって見つかった

人のいないカフェ
山上の調べ
安楽死させたいのは誰か
そのカバンさえ奪うのか

8月の雪に埋もれて
窒息死寸前
生存権の鈍い輝き
それは背中が折れていた
背中が折れていた
背中が折れていた

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