【詩】セカンドマーダー
あんたのいい人連れてきなよ
眩暈がして吐いてしまうほどのさ
あんたのいい人連れてきなよ
思わず跪いてしまうくらいの
雑居ビル立ち並ぶ樹海
店じまいを考える季節と少女の終わり
みっともなくしわがれた顔たちの群れ
あんたのいい人連れてきなよ
眩暈がして吐いてしまうほどのさ
あんたのいい人連れてきなよ
暴力に満ち満ちるような海の人
雑居ビル立ち並ぶ樹海
激しく震えて眠っている毎晩
あまり効かない薬飲んで
亀布団になる
あんたのいい人連れてきなよ
今日は快晴、気がふれるほどの
あんたのいい人連れてきなよ
音楽がいつのまにか止んでいた
ストッキングとワイシャツ
くくりつけて晒す醜い死体
セカンドマーダーに群れて踊る
輪になって笑顔で眩しい踊り
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