クリスタルシップ

虱がたかった空の上
端っこで項垂れて寝小便
饅頭屋も蕎麦屋を焼き尽くす太陽
糞便まみれのその手　とても正義の雷
いい加減でくだらない現実
ナタを振り回して回る現実
首刈り族の徘徊はとてもキュート
首刈り族の徘徊はとてもキュート
クリスタルシップは漕ぎ出す
台風で千切れる橋の中ゆく
窒息寸前だわ
窒息寸前だわ
窒息寸前だって言っているだろ
クロスワードパズルを解く深夜
一緒に解く人などいない
首吊り族に名を連ねる来週
腐ったトマトを頬張る最中
首吊り族が笑顔で優しく抱きしめてくれる
流石に憂鬱だけど糞便垂らしてゆく