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ピーテル・パウル・ルーベンス / メトロポリタン美術館
【詩】荒地
広がる荒地 別に10代だけなはずが
なかった
のに
いざとなんなきゃわかんないのは
愚かでも阿呆でもなくて習い性
今になって思うよ
歳取る前に死にたかった
カバンには豊かな経験よりも
明日屋根のあるところで眠るための諸々
赤の他人をいかに強くぶん殴れるか
その戦いにおいて僕は敗者だった
押し退けて 突き落として
死体もちゃんと蹴り飛ばして
称賛を得るスタイル
明日に向かって撃つのは空砲
醜く老いたのはブッチ&サンダンス
せいぜい見れる幻覚は
猿と小人が踊ってる景色だけ
赤の他人をいかに強くぶん殴れるか
その戦いにおいて僕は敗者だった
押し退けて 突き落として
死体もちゃんと蹴り飛ばして
称賛を得るスタイル
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