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フィンセント・ファン・ゴッホ / メトロポリタン美術館
結局本物がどうかなんて
こんばんは。耳から虫が垂れています
全てくだらない草むしり
番号を刷られてただ待つ
ひたすら傷口をほじられるのを
うどんがもう、のびている
本物もニセモノも結局要らなかった
本物もニセモノも結局どうでもよかった
あのリングに得点できるなら
あのゴール割れるなら
美はもう傷に宿らない
美は人を苦しめるものになった
くたびれたプリントTシャツ
色のあせたリュック 曇ったメガネ
使い古し 使い古し 使い古し
訪ねた家は僕を拒んだ
修復不可能この歩み
股ぐらから覗く血の滲む景色
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