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退屈がまだあるなんてことは 多分もうない 一刻も早くドブに飛び込め 聖なる光に当てられて 焼…
目を回して仰ぐ空 酒焼けした顔の群れ 善意を質に入れて 明日なき疾走を繰り返す 木印を刻み…
ハズレ馬券が空を舞って 屑肉を買いに寒空の下出かける 夜空が綺麗だ どこかで電車が止まって…
踏まれた蝉の抜け殻 駅のホームの蕎麦屋に入る前に 早晩見つかるさだめの拗ね 給付金でも補え…
銀杏空に放り投げて 墓荒らしが饅頭をパクるころ モヤがかかった頭 夏の終わりの蝉の死骸 そ…
徒刑場までピクニック お弁当持って、お茶を一口 首吊り牧場までひとっ飛び 酔い止めと抗うつ…
落ちた腐った林檎 剥いて冷やして抱きしめて 落ちた腐った林檎 想像の跡さえもう見えない 古い割れた写真だけが 横たわると気持ちの良い道を示してくれる あほうどりが鳴き、鐘がなる時 商店街で、駅前で、体は冷たくなった 夜が明けた新宿で、パスタが茹で上がる頃 首を吊る人、1人死ぬ人ごろごろ この頭の痛みを止めるには このどうしようも無い性格変えるには 穏やかに朽ち果てるしかない お家が丸ごと崩れる音 お家が丸ごと崩れる音 お家が丸ごと崩れる音 お家が丸ごと崩れる音 帽子の鍔に染
黒壇に捧げられた饅頭 齧られて 吸い取られ 少ない持ち物はさらに少なく 別に望んだわけじゃ…
大きな黒い犬 隣で寄り添ってくれる それが唯一の贅沢 駆けつけ一杯のチャーバン 大きな黒い…
まるで犬のようだ! 虱がたかってのたうち回るさま まるで犬のようだ! 疥癬病みで忌み嫌われ…