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回顧録 長女とのこと その1

少し話を遡って
長女とのことを書いておこうと思う

長女は今20歳になった
離婚した時は17歳だったということだ
その時の彼女は高校生

中学2年の頃より不登校が始まり
その後家出を繰り返し、警察の厄介になることも多々あった

別居後も不登校は続いていたようで
離婚後全く音信不通だったから
私には娘が高校を卒業できたのか
大学に進学できたのか知る術はなかった

そんな長女から 離婚後2回だけ葉書が届いた

1通目は18歳が成人と法改正があったタイミング
2通目は長女が高校を卒業する3月に

どちらも養育費を継続して払ってください
という一言が書いてあっただけだった

1通目はおそらく18歳成人で養育費の支払いも20歳までではなくなると
勘違いしてきて送ってきたと思われる
2通目には 「大学進学が決まったので養育費をお願いします」
とだけ書いてあった

日本の法律は、養育費は成人まで(20歳まで)となっているが
大学などに進学した場合は 22歳までその義務が延長されることになっている

離婚前に相手方と一緒になって
「 パパにはお金以外価値がない 」
と言い放った長女から、離婚後連絡がきたのはこの2回だけ

その時の私は、ひどく傷つき(おじさんだって傷つくのだ)
とても支払う気にはなれなかったが

それでも娘が20歳になる誕生日の月まで
3人分の養育費を払い続けた

そして去年の秋
娘の20歳の誕生日になった翌月から
長女の分を差し引いた金額を入金した

当然、相手からはすぐに催促が来たがそれを私は無視した
するとすぐに裁判所からも督促状が来たが

私は裁判所に対し

離婚後3年間 養育費と解決金を一度も滞ることなく
支払い続けているが、同じ取り決めごとの面会交流が
ただの一度もなされていない事と
そもそも、長女の大学進学の事実を知らない旨を
(事実、長女から葉書が来ただけで大学の名前も知らされていないのだ)
丁寧に文書で回答し、もし仮に長女が進学している場合は
支払済の解決金の返済(面会交流がされてないので)を求めない代わりに
それを長女の22歳までの養育費に充当することを認めるとの
回答を書いた結果、それ以上督促が来ることも
差し押さえをされることもなかった

その際に、長女からもLINEがきた
「 自分の認識だと、養育費は出してくれるという約束だった 」
みたいな内容で、味もそっけも無いそのLINEに
私は返信はおろか、既読にすらしなかった


そして去年の年末
ちょうど仕事が冬休みに入ったタイミングで
心に余裕ができたのだろう
私は長女からのLINEを数ヶ月ぶりに開き返信をした

ブロックされているものと思っていたが
すぐに返信がきた
娘も心境の変化があったのか
その前に来ていた無味乾燥な金の無心だけだった文書とは違って

3年経って色々と考えられるようになって
今は頑張っているから応援してほしいという旨の内容だった

それから年末にかけて短いメッセージを
何度かやり取りするようになり
成人式の写真をLINEで送ってくれたりもした

そして今年の3月
またもや問題が起きた・・・

続く

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