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最近バンジョーのカントリー・ミュージックにハマっているんだ。たまには音楽の話をしよう。


おはようございます。

#KENMAYA です。

昔はマニアックな曲はレコードショップに行って、レコードの山を漁らないと音源自体が手に入らないものでしたが、
現代は、家にいながらにして、世界のあらゆる音楽に触れることのできる、素晴らしい時代になったものです。

バンジョーという楽器は実はかなり出生が不明な部分が多くあり、
アフリカにその原型があるとも言われていますが、
一般的に広く知られるようになったのは、19世紀においてアメリカでミンストレル・ショー(白人がアフリカ系アメリカ人の曲を演奏するショー)を通じて、カントリー音楽、ブルー・グラス音楽として大衆に受け入れられていきました。

また一部の移民が、アイルランドに持ち込んだことで、アイリッシュミュージックとの親和性も高く、バグパイプや他弦楽器と組み合わせた独特の曲調を生んでいます。


バンジョーが広く普及した頃、ちょうどアメリカでは南北戦争が発生していたこともあり、カントリー・ミュージックのほとんどは実は、士気高揚のための戦争賛美歌でした。

日本では「線路は続くよどこまでも」で馴染みのある、
"I’ve Been Working On the Railroad"
「ヨドバシカメラのCMソング」で馴染みある、
リパブリック讃歌の原曲となった"John Brown's Body"
(これは南北戦争時の北軍の曲としてそのまま流用されてます。)
南北戦争時の南軍の曲”Dixie Land”や、"Oh, Susanna"、
どれもどこかで聴いたことのあるメロディーばかりです。

『Fallout3』でエンクレイヴ・ラジオを聴いていた人なら、
その曲のほとんどがアメリカの独立戦争~南北戦争の曲であることが分かるはずです。


話がそれました。

バンジョーは、アコースティックギターと違い、奥行きのない軽快な旋律が魅力であり、カントリー・ミュージック感を味わうのにバンジョーとバイオリン、それに足踏みの音がプラスされてれば、それだけで気分はビアホールか、カリフォルニアやルイジアナの夕暮れです。

カントリー・ミュージック自体にリラックス効果があるのかどうかは、
専門家ではないので分かりかねますが、
少なくとも今のわたしの気分を安定させてくれています。


音楽というのは、
先述したように戦争への士気高揚やプロパガンダ、宗教の布教や政治利用など、隠れた意図があって作られてきたものも多いですが、
逆に言えば、それだけ皆が歌える。皆に広く知られる必要があり、
古くからある曲は、それだけ完成されたメロディーだということです。

日本で、今でも童謡として親しまれている「アルプス一万尺」なんて、
元はアメリカ独立戦争時、イギリスがアメリカをバカにする意図で作った歌"Yankee Doodle"が、なぜかアメリカ側に好まれ行進曲に採用されたり、といった謎の進化を遂げたりしています。
(ちなみに「子ヤギの上で踊る」んじゃないですよ。「小槍」です。)


今、あなたは聴きたい曲、ありますか?

この曲最高だぜ!ってのがあったら教えて下さい。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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