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こんにちわ。

まず、今回の記事ですが、わたし個人の考えで「人の死について(をネタにして)書くのはやめよう」と、常々思っていました。ですが、藤原啓治さんは、わたしが最も好きな声優さんの中に未だ健在でして、ふとした瞬間に頭の中で彼の演じたシーンが蘇って再生されることが、多々ありまして…。

賛否両論あるかもしれませんが、追悼文だと思って書かせてください


まず、藤原啓治さんをご存じでない方は、この記事を読むこともないでしょうが、略歴をwikipedia(http://ur0.work/KLwa)より引用させて頂きます。

藤原 啓治(ふじわら けいじ、1964年10月5日 - 2020年4月12日)は、日本の声優、俳優、音響監督。AIR AGENCY代表取締役、日本芸術専門学校講師も務めた。
主な出演作に『クレヨンしんちゃん』(野原ひろし)、『鋼の錬金術師』シリーズ(マース・ヒューズ)、『交響詩篇エウレカセブン』(ホランド・ノヴァク)、『チャーリーとチョコレート工場』(ウィリー・ウォンカ)、『マーベル・シネマティック・ユニバース』(トニー・スターク / アイアンマン)、『ダークナイト』(ジョーカー)などがある。

やはり彼の代名詞と言ってもいい役柄はなんといっても、野原ひろし、でしょう。洋画好きの人であれば、ロバート・ダウニーJrの声の人、といえばイメージできると思います。

わたしはよく映画によってまちまちですが、アメコミ・ヒーロー系のハリウッド映画は吹き替えで見ることが多く、藤原さんの声がロバート・ダウニーJrであることに少なからず好印象を持って拝見しておりました。

藤原さんは2016年頃から、闘病生活を続け、2017年で体調を考慮しながらの復帰、そして「アヴェンジャーズ・エンドゲーム」でトニー・スターク役を演じきった後、今年の4月にガンのために55歳という若さでこの世を去りました。

彼の遺作は「ドクター・ドリトル」。ロバート・ダウニーJr主演の映画です。コロナウイルス感染拡大の影響で、未だ日本では公開に到ってません。(調べたところ、6/17に公開が決定しているようです。)

わたしの主観ですが、藤原さんの声は少し酒焼けを起こしたような、中年男性の声、というイメージで、ダンディズムやニヒリズムを想起させるとても色艶のある声でした。

冒頭に述べた、「わたしが今でも頭の中で再生されるシーン」についてですが、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』内で、野原ひろしが放った言葉のシーンです。

「俺の人生はつまらなくなんかない!家族がいる幸せをあんたたちにも分けてやりたいくらいだぜ!」


そして野原ひろしの幼少期からの回想シーンとあわさり、今でも頭の中で再生されるシーンです。

書いてて涙が出てきました。

野原ひろしという男の人生をある意味、生涯をかけて演じきってくださり、わたしという人間を構成する一部になってくださった、藤原啓治さんに心から哀悼の意を表し、改めて、ご冥福をお祈りいたします。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

もし、「オトナ帝国の逆襲」をご覧になられてない方がいらっしゃいましたら、今からでも見ることをおすすめ致します。


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