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フランス人は軽口が好き(4/17)

とにかく鍵盤だけは弾いておこうと思って、午前3時、荷造りを中断してササっと鍵盤に触れる。
「パリに行ったら助けになるかも知れないからさ、紹介しとく」と、パートナーなのか別居中なのか離婚しているのか何だかよく知らない(し、別に尋ねもしないが)二人と会った。日本に娘と住み始めた友人と、パリに住んでいるフランス人パートナー(男性)と三人でちゃんと会ったのは初めてな気がする。

無意識のスメルが呼び寄せているのか、彼も哲学やったりフランス語の先生やったり執筆やったりと、言葉を生業にしている人だった。

「哲学ばっかやってる人ってさ、まじ目的のない会話をだらだらしたいだけで全員dépriméしてんじゃん?やめた方がいいよ。マリオカートとかやった方がいい」と、私はお決まりの台詞をぶちまけた。

パリに住んでた日本人、これからパリに住む日本人、パリに住んでいるフランス人が揃いも揃って

「フランスとイタリアだったら俄然イタリアだよね!フランスってなんかぐちぐちしてんじゃん?まともに仕事しないし。その点イタリア人は同じ仕事しない人たちでも陽気だからいいよね」

「いや、でもイタリアも、ファシスト的な政権のせいで少なからず苦労してると思うよ。それなりに悲しいはず!」

「それ言ったらフランスだってルペンやばいじゃん。次の大統領選いつよ?2027?」

と、誰から聞いたねん?みたいなものに基づいて、軽口を好き勝手繰り広げた。

コンプライアンスはある程度必要だとは思うが、コンプライアンスに苦しめられている我々日本国とちがって、フランス人はいつも相当ギリギリのことを言う。

だから私も遠慮なくざっくばらんに斬り込める話題の幅が広がり、そこはフランスの好きなところだ。

ジョークがギリギリすぎてインターネットにおいそれと書けたものではないが、そこから無限大に話は広がっていく。資本主義の歴史で白熱すれば新自由主義に話題は移っていくし、それらが現代にどう落とし込まれているかが最も重要な部分だったりするから、その辺りの話も大いに盛り上がった。

今日もくっちゃべっていただけか... と日記を〆ようとして思い出した!!

今日は朝から家具の査定にきてもらい、その足で港区の法務局へ行ったのだった。会社の印鑑登録や各種証明書を出してもらい、車の名義変更の下準備をした。
港区の法務局は駐車場が無料で助かる。

ひとまず車で家まで帰って、メルカリで売れたものを梱包して、今度は自転車に乗り込む。

ローソンでメルカリの発送をしたのち、警察署までひたすら自転車を漕いだ。ここでも必要書類を手に入れるなどした。

長いようであっという間の一日が今日も終わる。
さて、眠ろう。


何かとアバター類には似ても似つかないと評判だった私が、こちらのアバター(顔もだが、なんとなくの表情)が激似ということで、ほっこりエピソードとして書き留めておく。

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