"らしさ"を活かせる環境要因
こんなにも居心地いいものか。
誰も私に何も望まない。
過度な期待を寄せることもなく居るだけで良いと言われているような安心感。
こうして欲しい、ああして欲しいと言われない心地よさのおかげで自分のままでいられる。
これを停滞と思う人もいるだろう。
こうあるべき、という型にハマろうとし背伸びをする事で理想の自分を追っていた頃は窮屈だった。
いつも自分が嫌いでダメなところを見つけては修正を繰り返す。
そんな生活をやめてみた。そうすると急に心も身体も軽くなった。休む時間が必要だったようで。
やめると不思議な事に幸せだと感じる事に目を向けれるようになった。なんでも良い。
晴れてるだけで気分が上がる。雨も良い。
私は雨の降る音が好きだ。部屋から聴こえる雨音と薄暗い灰色の光に癒される。
自分に余裕ができるとおすすめしてもらった物を素直に受け入れられるようになる。普段は聞かない洋楽を聴いてみて好きになる。
日常のそこらじゅうに喜びは落ちているのだと気づく。
更には人に優しくなれるようになった。
これが1番の収穫で、綺麗事ではなく
喜んでもらえた、感謝された体験を増やすほど自分の存在価値まで上がったような気持ちになるのだ。
パートナーである彼は私に何も望まない。
こうして欲しい、と言われたことが無い。「会いたい」のような事も言われない。
それってどうなんだろうかと思うかもしれないが
私たちの生活リズムを考えると会える曜日が決まっていて、プライベートも仕事も両立させれるようにバランスを取っているからだと思える。
付き合う前に私が話したことがある。
お互いの恋愛観について擦り合わせのようなことをしていた時だ。
「相手にこうして欲しい、ああなって欲しいと押し付けるのは自分の思い通りにしたいと言うエゴだと思う。だから私は相手を変えようと思わないしそのままでいて欲しい。相手には相手の人生がある。私がいるから、あなたがいるからと言う理由でやりたい事を制限してしまうような関係性は望まない。」
あれ。望んで無いと言いながら望んじゃってるよ。
そうゆう事。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?