マガジンのカバー画像

ヘリウムマガジン

増田セバスチャン主宰のNPO法人ヘリウム公式マガジンです。購読料は、NPO活動に使われます。 増田セバスチャンの最新コラム、雑誌でセバスチャンが連載していたお宝コラム、海外活動…
このマガジンでしか読めないコンテンツを公開していきます。購読料はNPO法人HELI(X)UMの活動…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#原宿

2021年の増田セバスチャン

毎年恒例、スタッフによる増田セバスチャンの1年総まとめ記事をお送りします。 2021年は新作や展覧会を6つ発表。1つ1つがパンデミック中に考えてきたことのアウトプットであり、積み重ねてきたストーリーを振り返ったり、総まとめするような作品や展覧会ばかり。 2022年は本人にとって大きなチャレンジがあります。今年もどうぞよろしくお願いします。 ①6つの新作&展覧会、「Yes, Kawaii Is Art」2021年は新作となる体験型作品、全てオンラインで海外チームと制作した

【御礼】『Yes, Kawaii Is Art』大阪レポート

増田セバスチャン展示『Yes, Kawaii Is Art』大阪にたくさんお越しいただきありがとうございました!12月4日(土)から始まる東京での展示に先がけて、展示の様子をレポート。(*大阪と東京では展示内容が一部代わります。) ―「Yes, Kawaii Is Art」とは?― 増田セバスチャンのアート作品と共に、世界に影響を与えた“Kawaii”の現在地を探る展覧会。2020年以降、増田はコロナ禍で沈む心に色彩で希望を灯すために、世界中に広がるKawaiiコミュニティ

増田セバスチャン「Fantastic Voyage」(Tokyo 2021)

先月、ようやく自主企画の2つの展覧会(「Fantastic Voyage」と「Digital Tribe展」)が終わりました。 なにか戦場から帰ってきた兵士のような気持ちみたいなところがありまして、連日の設営と撤去でカラダの節々が痛いのと同時に、自分を縛っていたモノから解放されて自由になった感じがしたりして、とても不思議な、ふわふわした気分です。 いろんな意味で少し無茶しましたが、世界的に不安定な時期が明けて世の中がなあなあになってしまう前にどうしてもやっておきたかったの

自分の原点を振り返る:25年目のクラウドファンディングと海外向けオンラインショップ

今日は「6%DOKIDOKI」についてお話をしたいと思います。 自分が6%DOKIDOKIというショップをやっているのを知らない人もいるかもなので、改めてご紹介すると… 6%DOKIDOKIは、1995年に原宿の雑居ビルの奥の3Fにオープンした小さなお店です。(今年で25年目!)今は原宿の違う場所に立っています。 もともとお店っていっても、ビジネスをするって頭はなく、自分の友人知人が集まれる「場」を作って、自分はアートや演劇活動の傍ら、ちょっと食べていければいいやってく

時代のヒント(1) MIGHTY HARAJUKU PROJECT

遡ること9年前。 今だからこそ改めて、当時自分たちが原宿で行なったプロジェクトを振り返っておこうと思う。 なぜなら、あの時、世界中のカラフルな子たちに見た"強さ"や"希望のようなもの"は、この先もきっと変わらないはずだから。 ********* 2011.3.11.東日本大震災 原宿で大きな地震を体験した自分は、東北が大変なことになっているのを聞いて、すぐにでも被災地に飛んで行ってボランティア活動をしようと思っていた。 しかし、ボランティアの経験も災害の知識もない

Kawaiiカルチャーを産んだ3つの潮流とは?__その2:アメリカのキャラクター文化

増田セバスチャンがKAWAIIが生まれたそ歴史について3つの潮流から考える、今回はその2つ目をお話します。その1はこちらからです。 80'sアメリカのカラフルなキャラクターたち戦後の少女文化、の次に僕がKAWAIIを作ったもう一つの潮流と考えているのは、80年代アメリカのクレイジーでカラフルなキャラクターたちです。 代表的なのはマイリトルポニー。僕は90年代にはじめてロサンゼルスでこのキャラクターを見たんですが、衝撃でした。馬に毛が生えてる!!ってすごくびっくりしたんです

増田セバスチャンの 目からオーラを出す目利き術

増田セバスチャンのマネージャー/チーフアシスタントのキタムラです。作品制作の裏話や、進行中の企画のメイキングなど、増田セバスチャンの目線を皆様にもおすそ分けできればと思います。 増田セバスチャンのSNSに定期的にアップされる「買い出し」の写真。増田セバスチャン作品は、絵の具ではなく世界中に既に存在するマテリアルを使って描くことが多いので、実はこれは「画材探し」の写真でもあります。 海外に行くと増田セバスチャンは現地の方にこう聞きます。 「市場はどこにありますか?」 新