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本当の意味で「聴く」ことができるために必要なことは?
私は小学生、中学生の時に、合唱部のピアノ伴奏をしていました。
小学4年生の時から部活が始まりましたが、一年中やる部活と、その季節になると集まる部活があって(そうしないと生徒数が少ないから人が足りない笑)、一年中やる部活ではバスケ部に入りました。
そのバスケのシュート練習が大好きで、小学校の後半はバスケをするために学校に行っていたようなもの。
季節になると集まる部活は陸上部と合唱部で、合唱部では最初は歌っていましたが、声が小さいので舞台には出れなくて、いつも観客席で見ているほう。そんな風にして過ごしていたら、ピアノ伴奏を頼まれるようになり、大会にも出るようになりました。
ピアノの伴奏をするのはとても楽しくて。というのは、ピアノの伴奏と歌がぴったり合うと、1+1が2以上になるみたいなことが起こるんですね。
私のピアノが上手に引き出せると、わーっと素敵な声が出てきて、今まで聞いたこともないような音、音楽が紡ぎだされる。
そうなるために、必要なのは「聴くこと」。
どんな風に歌っているか、どんなリズムで歌っているか、どこで速くなって、どこでゆっくりになるか、息継ぎはどうか、そういう些細な些細な音を耳をそばだてて聴く。
そこに合わせるようにピアノの音を奏でる。
そうすると、そこにあった音楽が2倍にも3倍にもなって溢れ出す。
そういう瞬間がとても好きで。
そういう瞬間を生み出すために必要なのは普通なら聞き逃してしまうかもしれないような些細な音を、しぐさを感じること、聴くこと
それはコミュニケーションでも同じこと。
私は「傾聴する」トレーニングみたいなものを受けたことはありませんが、巷に溢れる手法とは違った仕方で「聴く」ことができるようになったんだと思います。
ただ文字通りの言葉を聞いているだけでは心が通い合うコミュニケーションをすることはできません。
体全体で、その人の「音」を聴くこと。
それが本質的なコミュニケーションにはとても大切。
音楽からコミュニケーションについて学べることはたくさんあるんですよ。ぜひ「聴くこと」、トライしてみてくださいね♪
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