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"Queen" は他のバンドと何が違うのか?という英語の会話♪

歌って絵を描くTOEFL講師の水月むつみです。

海外留学したい人のために、TOEFLのスコアアップの英語術や留学について書いています。

お昼休みに大学の講師室で他の先生と話していたら、『死の貝』という本を紹介されまして。昔、日本で謎の病に倒れる人たちがいたそうですが、それが寄生虫のせいだったと分かるまでのストーリー。病にかかった人は農業従事者ばかりだったそうで、農業は下手したら命がけなんだねえという話になりました。食べ物を作ってくださっている方々、いつもありがとうございます、の気持ちです♪

前回、映画『ボヘミアンラプソディ』の中の会話を紹介しました。

”Queen” がデビュー前に、マネージャーになる人と初めて会った時に、

"And you must be Freddie Mercury"
そして、あなたが(あの噂には聞いていた)フレディ・マーキュリーなんですね(こんな感じなんですね)

と言われた場面でしたが、人づてにいろいろ聞いていた人に初めて会う時に使える表現が "You must be 名前" です。

そのあと、マネージャーになるジョン・リードが「クイーン」はロックスターになりたい数多の他のバンドと何が違うのか?という質問をするんですが、それに対するフレディの答えがこちら↓

Freddie: I'll tell you what it is. We're four misfits who don't belong together, playing to the other misfits. The outcast right at the back of the room… who are pretty sure they don't belong either. We belong to them.

"I'll tell you what it is"(それが何かを言いましょう)で始まっていますが、どんなことを言っているんでしょうか?

"We're four misfits"=僕たちは4人の "misfit" と言っていますが、 "misfit" の意味は "mis" + "fit" で、”mis”(否定)が “fit”(合う)にくっついているので「合わない人」、要するに「はぐれ者」みたいな意味ですね。

「僕たちは4人のはぐれ者で」、何をしているかと言うと、”playing to the other misfits” (ほかの「はぐれ者」に向かって演奏してる)とのこと。

その人たちがどういう人たちかと言えば、

The outcast right at the back of the room

"outcast" は "out"(外に)+ "cast"(キャスト)なので、「キャストの外にいる人たち」。彼らは “right at the back of the room”(部屋の後ろにいる)。

部屋の後ろにいる、はぐれ者がどんな風かを続けると、

who are pretty sure they don't belong either.
(彼らも確実にどこにも属していない)

でも、

“We belong to them”
(僕たちが彼らに属してる)

これだけ聞くと、意味わからん(笑)となると思いますが、属するところを持たない「クイーン」が、同じく属するところがないはぐれ者に演奏していて、そこでお互いが「属する」という関係になっているということなんですね。

はぐれ者がはぐれ者の居場所になっている。

このセリフの映画字幕が面白くて、「音楽が居場所」と訳していたんですね。要するに、はぐれ者同士が音楽でつなかっている、ということ。

それが「クイーン」というバンド。

そのあとに、ブライアンが "We're a family" と言っているんですが、

この “we” は「クイーン」のバンドのメンバーと、部屋の後ろにいるはぐれ者のこと。両者が音楽でつながっている家族だということ。

そのはぐれ者のバンドが世界で有名になる、というのが面白いところですが。

映画の中の会話は実際の会話に違いので、とても勉強になります。英語字幕て見て英語の表現を確認して、日本語字幕で意味を確認して、みたいにすれば自分で勉強することもできるので、やってみてくださいね♡

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