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ピアノの音がドレミで聞こえますか?

私が小学生の時に、ピアノを習っていた先生のところでよくやっていて、面白かった練習があります。

それは……

音あて

何かというと、先生がピアノの椅子に座って、私に向かって「はい、後ろを向いて〜」と言います。

私はピアノに背を向けて立つ。

そして、先生は何をするかというと、ピアノの音を一音、弾きます。

で、先生が聞いてきます。

「これは何の音?」

私がたとえば「ラ」と言うと、「当たり〜」となる時もあれば、「ちょっと違ったかな〜」という時もあり。当時はクイズというかゲームみたいな感じで楽しくやっていただけでしたが、後から振り返れば、これは絶対音感を鍛えてくれていたのでした。

そういうわけで、私はピアノの音はドレミで聞こえるのですが、大人になるまで、みんなそうなんだと思っていました。でも、みんなそうではないんだと大きくなってから気づき、感覚というのは人によって違うんだなあと思ったものでした。

耳に入ってくる音の全てがドレミに聞こえる人もいるようですが、私はそこまでのことはなく、時たま、ふと聞こえてきた音がドレミに聞こえるくらいです。

音がドレミに聞こえる人と聞こえない人では、聞いている世界が、見ている世界が違うわけで、感覚がだいぶ違うのだろうなあと思います。

でも、そういう違いが「その人らしさ」とか「自分らしさ」とか「個性」とか呼ばれるようなものになるんだと思うんですね。

だから、その違いは大切にすべきもの。

あなたが他の人とは違うなあと思うところはどんなところですか?

ちょっと考えてみてくださいね。それがきっとあなたにとって大切なもの♪

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