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"written(書かれている)"の詩の中での使い方♪〜アラジン "Speechless"歌詞解説③〜

映画『アラジン』の中の曲 "Speechless" の歌詞解説を少ししたことがあって、続きをやってみます。

こちら↓の曲ですね。

冒頭からの歌詞(解説はこちら)はこんな風になります。

Here comes a wave
(波がやってきた)
Meant to wash me away
(私を押し流そうとして)
A tide that is taking me under
(私を沈めようとする潮)
Swallowing sand, left with nothing to say
(砂を飲み込んで、何も言うことができないまま)

(略)

Whenever they try
To shut me or cut me down
(私を黙らせて、打ちのめそうとする人がいても)
I won't be silenced
(私は沈黙に屈しない)
You can't keep me quiet
(私を黙らせておくことはできない)

(略)

Cause I'll breathe
(だって、私は息をするのだから)
When they try to suffocate me
(黙らされそうになる時でも)
Don't you underestimate me
(私を見くびらないで)
'Cause I know that I won't go speechless
(だって、私は黙らないって分かってるから)

こんな感じで、周りから黙らされそうになる時でも、私はそれに屈しないという、黙らない(I won't go speechless)ということを繰り返し歌っている曲なのですが、その後にはこんな一節が続きます。

Written in stone
Every rule, every word
Centuries old and unbending

どんな意味だと思いますか?

ここは詩などに慣れていない人にはちょっと難しいかなと思いますが、文章になっていないんですね。

一行目は3つの単語だけで、

Written in stone

ですからね笑。"written" は "write" の過去分詞形(書かれた)で、受身形でよく使います。

It's written in the textbook.
(それはテキストに書いてある)

みたいな感じですね。ここではその最初の "It is" が省略されたと考えると分かりやすいと思います。

(It's) Written in stone
(石に書かれている)

その次はただの単語の羅列です。

Every rule, every word
(すべてのルール、すべての言葉)

なにか石に書かれているものがあって、そこに書かれているすべてのルール、すべての言葉が、ということでしょうね。

そして、次が、

Centuries old and unbending

"centuries old" は "2 years old"(2歳)と同じような表現なので、「何百歳、何百年の時を経ている」というような意味ですね。

"unbending" は "un"(〜ない)と "bend"(曲げる、曲がる)をくっつけた単語なので、「曲がらない」=「断固とした、確固とした」という意味です。

なので、3行をつなげて考えるとこんな風になるでしょうか。

Written in stone
(石に書かれている)
Every rule, every word
(すべてのルール、すべての言葉)
Centuries old and unbending
(何百年の時を経ても変わらない)

その後にはこんな歌詞がきます。

Stay in your place
Better seen not heard
Well, not that story is ending

どんな意味になるでしょうか?
ちょっと考えてみてくださいね♪

洋楽歌詞解説のXもやっています。


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