今年度の国際理解教室は「イスラエル」

横浜市の公立小学校には「国際理解教室」というのがあります。毎年各学校にある国出身の学校の先生が配属されます。そして1年間生徒たちはその国の文化を学びます。

今年度、息子の学校に配属された先生の出身はなんと「イスラエル」!
明らかなジェノサイドを進行中の国の文化を学ぶことなんてとても容認できない。

学校側としては政治的なことは教えずイスラエルの言葉や文化を学ぶことが目的、というスタンスなのだろうが、パレスチナの子供たちが大量に虐殺されているのに目を伏せてパレスチナの人々から奪った土地から生まれた文化を学ぶことのどこが「国際理解」につながるのだろうか。

学校側には息子の今年度の国際理解教室への不参加を申し出たが、後日面談をしたいとのこと。イスラエルという占領国家を国際理解教室に取り入れるる横浜市教育委員会にはしっかり勉強してもらいたい。

パレスチナで今起きていることを戦争だと思っている人はぜひ一度「ガザとは何か」を読んでいただきたい。本書では最初の1文から「ジェノサイド」という言葉を使って戦争ではなくジェノサイドであることを明白にしている。また本書の元となった緊急講義はYouTubeから観ることができる(1〜4話に分けられている)。日本の主流メディアがパレスチナ問題の本質を正確に報道しない中、私たち一人一人が関心を持ち、学び、できることがあるはずだ。


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