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「みちのく潮風トレイル」を歩く4

【3日目】雨...
テントを叩く雨音で目が覚める。予報通りであれば、これから風雨が強くなる。憂鬱な気持ちで朝ごはんを作り出す。今日は、五穀米おにぎりと塩昆布でリゾット。コンビニのおにぎりは味が濃いのでイロイロな味が楽しめる。

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出発するころには、徐々に風も強くなってきた。濡れたテントがズッシリと肩に感じる。

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海に面した種市海浜公園には防潮堤があり津波から生活環境を守っている。このトレイルで初めての大がかりな防潮堤に、震災の爪痕として感慨深いものがある。当時のニュースでは大きく取り上げれていない地域でも、このようは被害があったんだなぁと改めて思う。今日はこの大きな門を抜けて歩き出す。

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洋野町に入ってからのマーキングは街中でも杭やガードレールにコーステープがあり明確になっている。この先、市町村によって温度差がありそうだな。

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今回は稲刈り後の時期だったので、多くの田んぼで稲わらを干していた。
我々の旅は地元食材やお酒を買って歩いているため、当然、他のハイカーよりゴミが多い。主に外側のネットがゴミ収納場所になっている。その他、四合瓶がバックの中に入っている。
このときは、平日だったのでゴミ収集車に会い、収集日(分別)のものを捨てさせてもらった。※今後はゴミを減らす方法を考えたい。

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海沿いに出たら、やはり風雨が強い。途中、傘を差していいられないくらいの突風。全身びしょ濡れになったきた。それにしても今日もアスファルトが続く。雨とロードでだんだん気持ちが落ち込んでくる。

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陸中八木駅を越え、水門工事の迂回路で久しぶりにトレイルに入り、ちょっとだけテンションが上がる。やはり「トレイル」と名の付くのだから、不整地を歩きたい。
※その時々の迂回情報はこのサイト

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陸中中野駅からはしばらくトレイルと駅が離れるので、まだ歩ける時間だけど、雨だし、、風だし、、ここまでアスファルトばっかりだし、、今回のセクションハイクはここまでとする。

陸中中野駅 13:27発 ※このあとは17:24まで電車無し!!
駅前には何も無いので、集落(トレイル上だけど、駅まで降りる2㎞ほど手前)でカップラーメンとビールでお昼ご飯。

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【3日目終了】
種市海浜公園~陸中中野駅 距離21.3㎞ 標高差881m
80.6/1025km

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車を停めている蕪島神社がある鮫駅まで1時間の乗車。2泊3日80㎞の道のり。電車でも1時間は掛かるよな。車窓の景色と歩いた道のりがオーバーラップしながらも、いつの間にか寝てしまい、あっという間に鮫駅へ。

今回のセクションハイク2泊3日で、バックの強度、装備、ゴミなどいろいろ課題が出た。あとは、岩手に入ればトレイルが増えてくるという噂も聞いているので、これからが本番かな。

また、いつの日か休みが取れたら来よう。あと何年、掛かることやら。

続く




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