いつからぼくは楽になっただろうか
「いつから楽になっただろうか」と今日地下鉄の階段を上がりながらふと考えた。
昔の自分は、いつまでの自分かはよくわからないが、少なくとも去年のこんくらいの時期は、もう少し苦しかった。なにが自分を苦しめていたのかを考える。スイミーは考える。必死に考える。
そして気づく。
おそらく現状の自分に満足がいかなかったことが苦しかった。過去の自分と比べて、今の自分がどうも冴えてない気がして苦しかった。クールじゃない自分に耐えられなかった。
でも、知っていた。
過去の自分はきっとそんなに完璧じゃなかった。そんなにすごいやつじゃなかった。そんなにすごいやつじゃなかったから、今の自分もそんなにすごいやつじゃないのだ。
過去から現在の道は一方通行で今ここにつながっている。だから、自分は過去はすごくて、いまはすごくないやつではなくて、過去も、いまも、すごくないやつなのだ。
そんなことをふと思ったとき、過去の美化をやめたとき、急に楽になった。今の自分をもう認めざるを得なくなって、仕方ないと思えるようになった。
それからのぼくは自分で苦しむことはほとんどなくなった。あとは自分と他者の間で生まれる苦しみだけとなった。そして、他者に関しても今は解決の糸口を掴みかけている気がしている。
もう少しで本当に楽に軽く人生をいきれるのではなかろうか。
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