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<花便り>イタチハギ(鼬萩)という名の

イタチと聞くと、個人的印象は悪いです、我が家にとっては迷惑動物なのですが、見かけるのはチョウセンイタチの方でしょうね。キツネさんでもいればいいのですが、巡回中の野良猫ちゃんでは捕まえてくれませんので。
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テイカカズラ



北アメリカ原産のマメ亜科イタチハギ属の落葉低木の一種。別名「クロバナエンジュ」ということで、ウィキペディアによれば韓国から輸入されたらしい、ほーーと。アメリカじゃないのね、植物学者の方が名付けられるのが多いのでしょうが、牧野先生も日本国中歩かれたようで、見つけるたびに名前をつけて記録されたのでしょうか。命名者はわかりませんが、イタチのしっぽに似ているとかで、この名があるようです。

イタチハギ

道路の法面(側面、斜面)の保護の目的導入だったようで、ここ馬見丘陵公園でも緑道と呼ばれる遊歩道の側面(200mほど)に多数見ることができます。インスタ映えもしないような花で、熱心に撮影する人はまったく見かけませんが、形がユニークであり、色が茶系なので、花の作品を並べたときにきっと脇役に徹してくれると思います。
 今は要注意外来植物ということで、法規制はしないけど、積極的に植えるべきではないという立ち位置にあるようで、それなりに役にも立っている植物ということですね。
 そのお役立ちの一つとして「イタチハギの蜂蜜」があるそうで、花蜜の種類の数だけ蜂蜜の種類もあるようですが、良質なものでピンク色でおいしいらしい、ただ国産は希少価値で値段は高めです。5月収穫でしょうから、新物新蜜は養蜂場によっては6月頃から発売されるかもしれません、食べてみたいですね。
 初めてみたときは「けったいな花やなー」という印象が「蜂蜜がおいしい」と聞いて、今は、すこし愛着のある花に変わりました。

イタチハギ



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