見出し画像

NEXUS

𝒎𝒚 𝒏𝒆𝒘 𝒈𝒆𝒂𝒓...

 カメラのジンバルを買ったんですよ。カメラの手振れを補正する棒。
しかしスマホを突っ込んでもなぜか安定してくれなくて困ってたんですが、チュートリアルの動画みたら電源オフ状態である程度バランスとれて釣り合うまでネジの調整が必要なんですねー知らなかった(説明書を読まないタイプ)。調整がないタイプのジンバルしか使ったことなかったので。こんな頼りないフラフラしてて大丈夫なのかと思ったけど、バランス取れてないのにアクチュエーターの怪力トルクでゴリ押しするのも無理があるか。自然にバランスがとれた上での手ブレを補正する程度のトルクしかないのだな。

 閑話休題

 自分の人生であまり人間をやることが少なかったので、意識が薄かったかも知れない。しかしVTuberを見るようになり、その薄かった人間関係の複雑さに組み込まれた感がある。
既存の音楽や映像やキャラクターコンテンツって、モノとして扱う。だから一人で見ててヤジ飛ばしたりする。テレビの野球中継みたいな。二次創作の抵抗感も少ない。切ったり張ったりできる。モノだから。
しかしVTuberというコンテンツはヒトなので、モノでなくヒトとして扱う。だから独り歩きすることがあまりない。二次創作の抵抗感というか、二次創作ルールに従わないとまずい感が強くなる。いわゆるナマモノジャンルなので。VTuberの一次創作と向き合うとき、つまり配信やTwitterなどでチャットしたり絡むときも、ヒトとして向かい合うわけで。モノと向かい合うのとはワケが違う。そこを履き違えてモノとして向かい合っちゃうリスナーもいてトラブルになったりする。

モノとヒトの分別がついていないとやばい。分別つけて適切に効率よくやる。逆に、モノをヒトのように大事にしすぎるのも効率が悪いと言える。基本的に道具は使い倒すものだ。程度問題ですが。


 だから、基本的にモノと向き合ってきた自分からすると、ヒトと向き合う経験自体がわりと新鮮で不慣れで、そこから生じるさまざまな問題に狼狽するのだろう。あ、人間ってこんな難しいんだ。ってなった。
たとえば生物的に人間って、健康な状態でもいろんな常在菌やウイルスと共存している。しかし加齢とか免疫低下とかがあると、共存してた菌やウイルスにやられたりする。なんでそんな危険生物と共存してるんだ?とも思うけど、普段は無害だったり有益な働きをしたりするのでバランスがとれて共存してる。

例えばハチはたまに人間を襲ったりして危険ですが、ハチがいなくなると植物の育ちが悪くなる。食糧や衣料を植物に依存している人間にとって危うくなる。


そういう複雑な関係性と危ういバランスと似たものを、人間関係にも感じる。

犬猿の仲とか、気の置けない仲間とか、経済や恋愛など損得勘定上の打算とか、戦略的互恵関係とか、相互確証破壊とか、そういう危ういバランスで成り立っているのが人間関係なんだなぁ。

それに太陽系の惑星運動だって重力と質量の微妙なバランスで成り立っているわけだし。エネルギーかければ地軸がズレたり、太陽に対する衛星軌道がズレたりする。実際、NASAは常に地軸を観測しているのだけど、2010年のチリや2011年の日本の地震でも大きめに地軸がズレたのが観測されたそうだ。

ネットワーク理論とか、グラフ理論とかいうのがあって、それで人間関係と情報伝達について研究されていたりするらしい。

群衆の英知もしくは狂気 https://ncase.me/crowds/ja.html