発達障害の理解のしかた

私の書き込みを見て、発達障害の特性や配慮等に
ついて教えてほしいという相談をいただくことがあります
中には教室までわざわざ足を運んでくださる方も
いらっしゃるのですが、「長所」「短所」という見方を
してほしいとお願いしています。これには2つの側面が
あります。

一つは、発達障害と言う一般的に共通する特性に
注目しすぎるのではなく、その人の個人としての特性
に注目してほしいという面。

もう一つは知識や経験をもった人だけがその人に
関わるのではなく、周囲に関係する多くの人が
誰でもその人と関わってもらいたいという面がある
からです。

発達障害的な特性はその人の思考や行動に影響
していますが、全てではありません。むしろ個人として
の特性のほうが大きくて、発達障害的な特性はその
一部と捉えた方が私にはしっくりきます。

逆に個人としての個性や特性を捉えるというのは
発達障害の知識や経験持っていない人であっても
比較的日常的に観察したり距離感を測ったり
声をかけるタイミングや言い方を多くの方が
微調整等されているのではないでしょうか。

それと同じように考えていただいた方が専門家の
知見よりも糸口が見つけやすいと思います。
それにより固定的な人間関係からもう少し幅広い
タイプの人との関わりが生まれやすくなると思います。
新しい刺激は思考や行動、感性に変化をもたらせ
ます。

その方がなんていうのでしょうか、お互いに
生きている醍醐味というのでしょうか、
楽しみがあるということなのだと思います。

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