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一日3食はやばい!野生人は一日◯食

こんにちは、ショーンです。

これまでの投稿で、野生人の食事法二本柱は「移動式菜食主義」と「低炭水化物・低糖質」であるということを確認した。

食事法の最終編ということで、今日は野生人の食事の頻度とタイミングを紹介する。

野生人のライフスタイルとは?

野生人になったつもりで想像しよう。

食材がどこかで売っているわけではない。農業・畜産もやっていない。かといって、食材をどこかに溜め込んでいるわけではない。なぜなら、野山川海に散歩に行けばいつでも手に入るので、わざわざ溜め込む必要もない(多少の手持ちはあるとは思う)。ファットバーニング(脂質燃焼)で生きているので、いきなりお腹が空いて困ることもない。

なので、朝起きて、ゆっくり好きに過ごす。朝は空気が気持ちいい時間帯なので散歩に出かけるかもしれない。または、これから行う採集・狩りの準備をするのかもしれない。子供たちは起きた瞬間から遊び回っているだろう。いつでも腹ペコな子供のために昨晩とっておいた食材で朝ごはんを用意して、大人もフルーツくらいは口にするのかもしれない。水は飲むだろうから、川の近くで寝起きするだろう。

そして、おそらく、生きる上で最も重要な「食糧の確保」を午前中から始めるに違いない。重要なことから着手する。これは現代のタスク管理においても同じだ。山に入って山菜を採ってまわる。川にいって魚を釣ったりモリで突く。おばあちゃんの知恵を借りながら、食べられる野草、怪我に効く野草などを探して回る。「この時期はあそこに行けば、あれが手に入る」きっとおじいちゃんおばあちゃん世代のそういった経験則を元に、採集に向かうのだろう。元気の良い青年たちは、うさぎやいのししなどの野生動物を狩りにゆくのかもしれない。

こうして、早ければお昼頃、遅くとも午後の早い時間には今日明日分くらいの食糧が出揃うはずだ。そこから土を払い、場合によっては火を起こして殺菌し、消化しやすくする。そして、みんなで今からいただく命に感謝し、食べるのだ。

食後は、ゆっくり過ごすだろう。消化にはエネルギーがいるから、疲れるし眠くなる。昼寝をしたり、編み物をしたり、遊びまわったり。少しすれば夕方になる。子供たちはお腹が空くだろうから、夕食を用意するだろう。大人たちはお腹は空いてないだろうが、まぁあれば食べるであろう。夜になればキャンプファイヤーを用意する。その火を使いつつ、寒さ対策も兼ねて鍋ご飯がよい。鍋は何で代用するのだろうか。岩をその形に削る?鍋ご飯は野性時代からあったはずだ。鍋はなんだったのだろうか。

ともかく、その鍋に食材をごろごろ入れて、青年たちがとってきた何がしかの小さめの野生動物も入れて、みんなで火を囲んでワイワイご飯だ。あー、幸せだなぁ。まだ子供のいない若い夫婦なんかはイチャつき出すのかもしれない。食卓を囲んでいるのは何人だろうか?15人くらいはいるイメージだ。勝手な妄想だが。

野生人の食事の頻度とタイミング

さて、長くなった。妄想に付き合わせてしまった。ここからわかる大事なことは、2点だ。

1つは、食事の頻度。

一日3食食べるのは、成長期でたくさんのエネルギーを必要とする子供だけだ。成熟すれば一日2食で十分だし、内容によっては1食で十分だ。にもかかわらず、一日3食食べるということは、百害あって一利なし。百害の内容を掘り下げると長くなるので割愛するが、とにかく要らないのだ。要ると感じるということは、別の問題を抱えているということなのだ。

もう1つは、食事のタイミング。

朝食は、抜く。食べても、フルーツを少し。それで水分とミネラル・ビタミンを吸収しておく。その程度。昨晩のスープが残っていれば、その汁を温めてすする。ここでしっかり食べるとどうなるか。消化器官にエネルギーがいってしまい、脳波的にも野生モードではなく休眠モードに入ってしまう。これから大事な狩猟・採集に行くのに、それはできない。

まとめるとこうだ。野性的に生きる上で最適な食事のタイミングは、お昼から夕食にかけて食べる。頻度は1〜2回。これがベストだ。

実際に、海外では「リーンゲインズ」という愛称で人気のダイエット法となっている。身体(DNA)が記憶しているであろう食事のタイミングに則って、食事をとっていいのは一日8時間の間だけ。残り16時間の間は水分以外口にしない。半日断食のような感覚だ。実際には1食抜くだけでできる。朝食を抜くか、夕食を抜くか。

僕の場合は朝食を抜く。抜くといっても水分はとる。コーヒーにココナッツオイルを垂らしていただくこともあれば、ボーンブロスという動物の骨肉と野菜を24時間煮込んで抽出した栄養価の高いお汁(固形は入っていない)を飲むこともある。ちょっとお腹すいたなーというときは野菜とフルーツでスムージーを作っていただく。別に無理して固形物を避ける必要はない。身体の声をきく。これが一番重要なのだ。気持ちいいからやる。調子いいからやる。楽しいからやる。そういうことなのだ。

以上で「野生人の食事編」を終わりにする。次回は、運動編に行くか、菌編に行くかで迷っている。明日、決めようと思う。

ではまた。

参考資料:
「GO WILD 野生の体を取り戻せ」ジョン・J・レイティ
「パレオダイエットの教科書」鈴木祐

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