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Industrial skyscrapers_歌詞

タクシーから眺める超高層ビルに雲が群がる
貧しい学生本を売り女子は今日も踊る五濁の中
ヘリがへばりつく事件と不祥事茶飯事それも娯楽
青い雨の気配昼のライトぼやけた輪郭を泳ぐ

摩天楼煌めく数々の色
コーヒーとシガーを呑む背広フェロー
少女が春を売るのも他人事
滔々と移る街でどんな顔をしろと

デスクに着けばほんの少しだけ
ほっとするんだまた今日が始まる
窓から見下ろす人は小さくて
距離を隔てたニュースはエッセイ

蒸気がサーチライトに照らされる
煙突か必要悪を吹く
仮面を着けての探り合い
古今東西同じ競争社会
上昇志向で確かな成長
無邪気な頃には戻れはしない
明日も雨が降るらしい
鋼コンクリート電気のこの街を
嗜める様に悲しむ様に

ビルの屋上から街へと自由に飛び込んでみたい
室外機を他所に歌って踊るスターになりたい
誰にも内緒に空の孤島で生産だけしたい
共感も理解もない場所営み半分外れ
子供じみた思い憧れと空想
惜しいのに外す自分らしさとかを
いつになってもどんな風に変わろうとも
大事に生きていたいな
軌道修正も混じりながら
着信音劈く現実停滞日常生活
煙燻る先ダクトに魔物はもういないこと
忘れてた思い素朴な憧れ幼い衝動
エレベーターの中で誰にも知られず諦めたこと
立場も報酬も満足から遠い
なれなかったイフ言い聞かせた正解
鈍くなった心を再度焚き付けたい
未来と今を重ねて想像力の限界を超えてよねえ


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