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歌詞_Inconspicuous ordinary × ~ 目立たない普通

嫌になった
長続きしない蝋燭
穴空き袋に詰め込む非効率
極振りのペーソス
行き場のないヘルプレス
曖昧なまま放置した原稿
遥か彼方に察知した兆候
写経みたいに取られる先手
力の篭った愛で胸が燃え爛れる

他者目線で奇を衒う遊戯
自ずと落ちる血痕そして影
平均台を真理とした幼児の発見
含蓄に気づかないまま
下品に早食いするその痴態
騒々しい対岸の祭りにカーテンを閉め
いつの間にか甘んじてた
笑われる立場を呪う

記憶力と表現力の坩堝に喰われ
記号化された化け物に痛ぶられ
素敵な写真の笑顔に好感と警戒
やりそびれたパイオニアは沈んでる他ない
そう
沈んでる他
ない


見透かされた様にうたわれる現況
勝手に重ねる共感商
可愛さ余って憎らしく
克服したい葛藤
振り回して浸りたいの
相手は知らない妄想
決めつけがちなの劣等
藍で胸が燃え爛れる

最初期ににか寄る過密とテンポ
守破離に似て非なる独自の進歩
楽器が弾けるしコードもわかるから
曲がかけるじゃんと言う人とまれ(誉れ)
作り込まれた音なんてないよ
憧ればかり一人走る
あつら
いつの間に甘んじてた
邪魔される立場を呪う

昔からある特性の再利用
忘れた頃に再びのブーム到来
株価みたいね
群がれば離れ離れれば狙い目
シンプルなルール損をするなかれ
を守破離せず矢張り失敗ね
それでもいいじゃん失敗も大歓迎と脱線


みんなが言うほど今に苦労してないし
寧ろ住み良い異端者だったから
みんなが言う流行りはわからないし
みんなが怖くないことが只管怖いよ


多様性を便利に振りかざす傲慢
偏見を糾弾する偏見の見本市
自分はと言えば蚤の市にも並べない
日記を垂れ流すただの根無し草
酌量を忘れ極まった誤謬を甚く気に入り
ああそうかそんなに誰も彼も大差ないかもね
と思わせておいて後ろから刺すんでしょう

未だ愛は見えず恋も疑わしくいっそ煙たく
使い古された表現を避ける余り一層煙たく(眠たく)
避けて通りますだって耳にタコなんだ
迎合したくないのにやり方を真似る矛盾など
キリがない
ああつらい
いつの間にか甘んじてた
無視される立場を呪う

パズルみたいにやりくりして絞り出す天才もきっと
そうであると期待する時点で凡才であるのかと
出口のない問ばかりで胃が痛いからと
また矩形に横たわって今日を終えるのかと

そんな
目立たない
普通


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