見出し画像

歌詞_地獄みたいな

誰も彼も自分さえ良けりゃ良くて遣る瀬無い
遣る瀬無くて道の端で不貞腐れてまたわるぶり
たまに変な人に絡まれて嫌な思いをするけど
どうもこんな街で僕はまだ暫く続くらしいんだ

みんながみんな他人の事を考えなくなれば
みんなで苦しめ合う地獄みたいな世界へ
駅の出口シャッターの足元雨を凌ぐホームレスに
走り寄り脅かすツーブロブランド服を誰も止められない

簡単な事さえもお金とかに隠されて
何やってもいいという思考停止が矢鱈覇権をとる
望むのは潔癖なのか或いは若さ故かどうだ
さして高尚でも大仰でもない
まして横柄とかではない

階段登る配達員は重い荷物を持ち大変そう
二リットル六本入りを八箱五階へ運ぶらしい
ホテル清掃員は開封するヤニ交じりのプラゴミ
そもそも禁煙ルームだったとか
細かいだなんて逆ギレたらしい

顔が見えない名も知らない会うこともないならば
その人が苦しもうが迷惑だろうが知ったこっちゃないでいいのかな
冷めきった言葉でそれが役割と突っぱねて
生まれる害し合いの世界に居心地は残ってるかな

他人事で今ここが笑い合えたら万事平穏であり
身内にだけ優しくそれ以外の失敗にはすぐキレる感じで
こんな調子でいいのかな
そういうものだという
そういうものだとまたいう
またそういうものだという
そういうものだというまた

朝が来ると心地よいギターの音を想うよ
その横では怯えている被害者面の僕がいるよ
淀んだままの心はずっと窓が開かないでいる
おかしい僕に恵みの風を誰かくれるというだろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?