ヒーローになりたいけどなれないであろう女

積ん読。
ひとえに積ん読といっても様々な背景がある。私は今ほぼマンガしか読まないので積まれているのはマンガ。その前提で書かせてもらう。

読みたいマンガが多すぎて追いつかず待機しているマンガ。
買ったはいいものの単に読むのが億劫で手つかずなマンガ。
好きで好きで仕方ないから続きを読むのが怖いマンガ。

「チェンソーマン」は、「好きで好きで仕方ないから続きを読むのが怖いマンガ」だった。
勇気を出して11巻読んだ結果、ゲロ出るほど泣いてデンジ教に入信している。

「僕のヒーローアカデミア」は、恥を覚悟で言うが「買ったはいいものの単に読むのが億劫で手つかずなマンガ」だった。
リアルタイムで本誌・単行本でヒロアカ読んでる勢からしたら、愚かな行いを鼻で笑われるだろう。

言い訳をさせてください。
大学の頃1〜10巻くらいを友人に貸したんだけど、関係が薄れたこともあり卒業しても返ってこなかった。でもなんとなく11巻以降までしか買っておらず、まあ卒業して2年も経ったら諦めもついたので1〜10巻を買い直したんだけど、こう、ケチが付いたといいますか…。
自分の中でヒロアカの優先順位が下がってしまったんだよね。ヒロアカは何にも悪くないのに。

そんなこともあり、20巻以降は買うだけで読んでなかった。20巻は2018年9月発売だから、読まずに2年半ほど過ごしたわけだ。

その間に、みんな成長してた。

爆豪なんていじめっこじゃん、デクに死ねって言うたの私は忘れないぞ絶対、ああいうやつは性根変わらないから無理！と思っていた私が恥ずかしい。今はかっちゃんって呼んでる。

かっちゃんだけじゃなくて、ショートくんもレッドライオットもお茶子ちゃんもクラスのみんなみんなみんなみんなが成長してた…。まだ高校生なのになんであんな一生懸命生きられるの？
でも高校生だけじゃなく先生たちも現役ヒーローたちも成長してんのよ。

やっぱり人生の目標がほしいな。
やっぱりっていうのは、もう自分語りでしかないんだけど（そんなことわざわざ言わなくてもこのnoteのすべてが自分語りなんだけど）、社会人になってから熱中できることってないな〜って思ってて。
でもまあ働いて一人で暮らせるくらいには稼いでるし、今のところ健やかだし、好きなものはそれなりにあって楽しい時間も過ごしてるしそれでいいかなって自分を納得させてたんだよね。

でもヒロアカ読んで、やっぱり命かけて頑張れるほどの目標とか、熱中できることとか、ほしいな〜〜〜〜〜！！！！って気持ちが湧いてきてしまった。
魂輝くじゃん絶対。

じいばあになったとき、心の余裕がない人間になってしまうのが嫌なんだよね。魂輝かせて生きてれば、老いても心豊かでいられるんじゃないかなあ。

ヒロアカはすごいな〜。私みたいな人生の目標もないもんにここまで思わせるんだもんな。まあここで人生の目標決めるかどうかっていうとまた別なんだけど、とりあえずnoteに残そうと思って行動したよ。

堀越先生、マンガ好きそうだもんな。逢魔ヶ刻も面白かったもんな〜。
心揺さぶるマンガ描けるほど熱中してるんだろうな〜。すごいな。

熱中できること、誰か与えてくれ〜〜〜！！！！

という他力本願な女なので、ヒーローにはなれません。

僕のヒーローアカデミア 30 (ジャンプコミックスDIGITAL)