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釣り場のマナー問題は システムエラー




釣り人1人1人のマナーを正すのは
なかなか難しいですよね。
ゴミを捨てる釣り人に注意をして
逆ギレされたり
最悪はトラブルになり警察沙汰なんて
話も聞きます。
その場で注意するにも
難しい問題がありますよね。

もちろん僕もゴミを捨てたり
漁港や堤防で焚き火したり大声で
夜中騒いだりしてる人を見たら
腹が立ちますし
注意もしたくなりますが
トラブルになり警察沙汰になるのが
1番ダメなんです。

理由はどうであれそれは
「釣り人同士の揉め事」として
ひとくくりにされて
トラブルがある度に
「またあの場所で釣り人か」と
なってしまい最悪は
漁港の管理組合や行政が動いて
「釣り禁止や立ち入り禁止」
になったりします。

そんな人を注意したり
マナー啓発を一生懸命しても
いたちごっこでいくらでも
どんどん出てきますよね。

どんな人間でも
「竿を持って釣りをしたら釣り人」
なんです。
流行ると言う事は
そんな人でも釣りをするんですよ。
まあ10年後にまだ釣りをしてるのは
本当の釣り好きだとは思います。

そこまでやれば色んな事を見聞きして
おおよそマナーは良くなってる人が
多いです。
例外は居ますが。

でももっと突き詰めてみて
なんで?って部分を深く掘り下げると
「根本的」な事柄
「何故そうなったか」が見えてきます。

例えば具体的な場所の
釣果情報を発信してたとしたら
そこが釣りが大丈夫な場所でも
「駐車場がない」とか
「釣り人が10人入ったら満員」とか
そこが誰かの持ち物だったり
そんな場所なら必ずトラブルは
予想出来ますよね。
中学生でもわかる話しだと思います。
 
僕は10年ほど前から民放ですが
釣りの番組に出させて頂いております。
かつてキャパのない場所で
撮影してしまい猛烈に反省ました。
今でもまだやらなきゃ良かったと
思ってます。

ですからそれ以降
人が増えるとトラブルになる
可能性が高い場所では
極力取材しない様にしてます。

そして
5年前には溢れかえっていた
FacebookやInstagramの
場所バレ写真も
ずいぶん減りました。

場所がタイムリーにばれることにより
そのポイントに人が増えて
トラブルになり
自分の首が閉まる事を
皆さん理解していただいたようです。

私の地元の大阪湾でも
人が増えすぎてトラブルになり
釣りができなくなってしまった場所が
たくさんあります。

昔親父と行った懐かしい場所も
今では釣りができなくなって
しまいました。
悲しいですよね。
 
未来の子供たちに釣り場を
残したいと思いませんか?
もし残せなかったら
それは僕らの責任だし
世代の負の遺産なんです。
恥ずかしいですよ大人として。

ルアーを売ると言うメーカーの
観点から言えば私の言っている事は
矛盾してるのかもしれませんね。
 
私利私欲が絡んだり
そこに利益や自分の生活や
色んな事が絡むと
肝心な事が見えなくなる事もあります。

話を戻すと
釣り人に直接注意したり
マナー啓発を呼びかけたり
もちろんそれは必要なんですが
やっぱりいたちごっこなんですよね。

ではどうしたらいいのか。
 
それは魚がたくさん釣れる人
大きな魚を釣る人が
SNSや動画などで
発信する場所の事やタイミングを
よく考えていかないと
これからもこの問題は
消えないと思います。


だから
やっぱり誰かが言わないと
いつまでたってもこの問題は
消える事はありませんし
もしかしたら言い続けても
無駄かもしれません。
  
私はこれからもこういった話を
続けていきたいと思います。



ではまた。


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