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会社員とは?

学校を卒業したら、働かなければならない。
働くには会社に属して会社員にならなければいけない。
大学を卒業するころにはそう考えていた。

どこかに就職しなければ。
就職したら、
せっかく取ってもらったんだから会社に報いるように頑張らなければ。
辛くてもまずは3年頑張らなければ。

3年経ったら、
でも私は格別なスキルがあるわけじゃないし
何か資格や光るものがないと転職できない
何か資格やスキルを磨いていかなければ。
20代の頃はそう考えていた。

数年経って、みんなが出世していった。
私も頑張らなければ、やる気がないとみなされてしまう。
出来るという証明をしなければ。
役職が上がるにつれて、段々と仕事にかける時間が増えていった。
そして部下のマネジメントという楽しくも非常に気を遣う仕事も
ついてきた。
時間がない、自分の仕事もしなきゃ、でも部下の教育もあるし、
求められるレベルも年々上がってくる。
(なんか必ず歯向かってくる部下もいる。笑)
器用でない自分にとってはすごくきつかった。
その時に愛犬なっちゃんを衝動的に飼ってしまった。
きつかったけど、働かざるおえない理由が出来た。
(本当は結婚して逃げたかったのだけど、出来ませんでした。笑)


そして、仕事に楽しさも見つけられなくなってきた頃、
異動願いを出した。
それまではずっと同じ部門にいて、専門職的なことをしていて、
仕事自体は忙しかったけど、楽しかった。
ただ、毎年来る新入社員の教育、年々上がってくる上司の要求、
そして必ず突っかかってくる部下、長時間労働、コロナ禍でもリモートワーク出来ない環境に耐えられない気分になっていた。
転職しようとしたけど、有給をとれず、面接を受けることが出来なかった。

そして、異動先はまさかの変わった人ばかりが集まる職場だった。
この話はまたするとして、
そして異動の半年後、36歳の時に
長年の婚活が実って結婚し、同居が始まった。

職場までは遠くなった。
私は彼との生活を大切にしたかった。
家に帰ったら栄養満点のご飯がある。
毎日温かい会話がある。
なっちゃんとの生活も大切にしたかった。
今まで通り朝晩1時間ずつの散歩をしてあげたかった。

時間が…足りない!


朝5時に起きて、支度して、散歩を5:30から6:30、
栄養満点の朝食と昼食を作って8時前に家を出る。
1時間位かけて出社し、残業を1時間すると、
帰ってくると20時少し前、そこから1時間散歩し、
23時には寝ないと次の日頭が働かない。
2時間の間に、夕食を作って食べて、
洗い物して何なら洗濯して、
わぁー書いてたら嫌な気分になってきました。
(私より忙しい毎日を送ってる方はたくさんいらっしゃると思います。
本当尊敬してます。)

これを心療内科の先生に話したら、
散歩に時間をかけすぎだよと言われました。
でもね、わんこって習慣づいた散歩時間は
分かっちゃうもんなんですよ。
短く終わらせるとまだ時間あるでしょって顔をするし、
遠くに引っ張っていこうとする。
このあとの長時間の留守番の時間を考えたら、
ないがしろにもできなくて、ついつい1時間を過ぎてたり…
そんなこともあって、愛犬なっちゃんを大切にしたい私は
会社から離脱することを考え始めました。

まぁその頃会社でも色々あったし、
私生活とのバランスが取れなくなってしまったわけですね。
ワークライフバランスという言葉が知られて久しいですが、
自分が望むバランスをとれてる方はどれだけいるんだろうとは
思います。

会社員なんて特にね。
会社員って自分の時間を売ってるんだと思うんですよね。
毎日9時間の時間とパワーをあなたにあげますので、
会社は私の人生の安定を保証して下さい。
社会保険料も半分払ってもらえますしね。
ただその分、それだけの要求はされるわけで…
妊娠すれば会社も少しは考慮してくれます。
ただ、結婚しただけじゃ何の配慮もありません。
だって子供いないでしょ、それだけです。
残業も普通に要求されるし、
長年いればいるほどレベルアップを求められる。
昇進試験を受けなければやる気がないとみなされる。
どんな人とも仲良く引っ張っていける能力も要求される。

いつからか仕事に必死過ぎて、
会社が自分のアイデンティティみたいになってました。
唯一くつろげるのが、愛犬なっちゃんとの散歩と
ヨガ(運動は本当大事です。精神的に落ちてるときは特に)。
でも会社はいつ潰れるかも分からない(多分潰れないとは思うけど)
自分一人で生きていける力をつけたい!
というのは昔から思っていました。
ただ不安だった。
何もない自分なんか出来ないと思っていました。

でも一歩踏み出した今、
不安ながらも楽しい自分もいます。
早く収益化できることを見つけたいな。
頑張ろう!

また今日も長々と書いてしまいました。
昨日読んでくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
スキをくださったみなさま、
涙が出ました。本当にありがとうございます。
こんな私の拙い文章を読んで頂き、
感謝の気持ちしかありません。

みなさまが毎日「今、この瞬間」を生き、
幸せな日々を送っていけますように!
読んで頂き、ありがとうございました。

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