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共感してもらえるような提案力を磨くために、街案内は最適だった。

活発なコミュニケーションのために、必要な要素は何だと思いますか?

信頼関係?心理的安全性?

私はその根底には、相手に共感出来るか?があると思います。

人間誰しも好き嫌いがあります。
「共感」は、それらの感情を超えたところにある。

上手く言えないけれどそう考えています。

では、「共感」してもらえるような提案って何だろう?
どうしたら「共感」してもらえるのだろう?

「共感」について考えている時に、友達から今度私のところに行くから案内して欲しいと連絡がありました。

これって「共感」してもらえる提案=街案内が出来るかどうか試行錯誤するチャンスなのでは?

個人的に仕事ができる人、話に引き込まれる人は誰かを案内するのが上手だと感じています。
喜ばせる、満足してもらうのが上手。

気づいたら「共感」していて、相手のスペースに入り込んでいる。

その暗黙知は何なのだろう?

そこで、私なりに分析し計画を立てました。

その結果、今までで1番喜んで帰ってくれました。

具体的に何をしたのかを3点まとめます。

※初対面ではなく何回か会っている方を想定しています。
初対面の方の街案内を期待されている方は、少しズレるかもしれません。

1.街案内のテーマを決める

まずはテーマ決めです。

企画案にも通じると思いますが、テーマがバラバラだと相手は不安を感じると思います。

もちろん、先行き不明の方がわくわくする!というタイプであれば、常識外れ(テーマ外れ)を混ぜるのもいい。

私の場合ノープランやいきなりの変化球だと落ち着かないという相手だったので、テーマを決めました。

それは「体に良くてコスパのいい食事」。

普段話している様子から、食事が好きで、健康に気を使っている方だと分析しました。

そして、待つのは苦痛ではないけれど、席に着いたらゆっくり食べたいタイプ。

いわゆるペルソナ分析ですね。
カスタマージャーニーも入ると思います。

そんな方を喜ばせるには、下見と味見が必要です。

どの時間帯なら混まなさそうなのか、予約は必要なのか。

実際に食べてみて、美味しいか量は多くないか。
ヘルシーだと感じるか、コスパはいいか。

ですが今回はそこまでの時間がなかったので、今まで行ったところで条件に合うのを絞り出しました。

日頃から自分の引き出しを幅広く増やしておくのは大事だと実感しました。

2.絶対に案内するところを1つ決める

さて、テーマが決まって行先も大体絞れたら次することは。

ここだけは絶対に案内したい!!というところを決めること。

計画したって基本計画倒れします。
相手の態度であったり、電車遅延だったり。

そんな時に慌てないように、案内としてここに連れていくのが最低目標!と定めます。

そうすると臨機応変にプロセスを変えられるので、心が楽です。

1つと言いましたが、今回は2つ用意しました。

半分自分が行きたいだけでしたが、急な割り込みがあった時に慌てずにすみました。

最終的に2つとも案内でき、ホッとひと息。

3.基本計画は横に置いておき、相手のことを見る

ここで忘れてはならないことがあります。

計画も大事だけれど、その実行のために相手の存在をないがしろにしないこと。

人間の感情はその場その場で変わるから、しっかり観察する必要があります。

その上で複数の計画プランを組み合わせ、自分なりに最適な一手を打つ。

それが出来てこその計画だと思います。

4.最後を気持ちよく締める

終わりよければすべてよし。

2.で絶対いくところを定める、と言いましたが最後の締め方も考えておくのです。

ここで食べて解散する。
気持ちよく次に進められる。

誰でも喧嘩しながら別れたくは無いです。

だから最後まで気を抜かずに相手を喜ばせようと奮闘する。

失敗したっていいのです。

変に取り繕わず、ありのままの自分を少しずつ出していく。

そうしてお互いにまた次も会いたいと思えたら、大成功!


ここまで書いていて思いました。

「共感」って自分のことをここまで理解してくれたんだ考えてくれたんだ、と相手が感じることが出来てこそ生まれるものだと。

自分から知ろうと思って、それを実行していく。
ここが「共感」の第1歩。


私なりのノウハウを言語化してみましたが、あなたが街案内の時に意識していることなどあれば教えて欲しいです!!

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