Swedish Death Metal読書会の立ち上げ

Daniel Ekeroth 著「Swedish Death Metal」という本がある。

400ページを越える分厚い本の中に、スウェーデンでのデスメタル進化の軌跡が記されている。ところどころ読むと、日本でも大人気なArch Enemy のMichel Amott 氏や、At the Gates のTomas Lindberg 氏の名前なんかも出てくる一方で、MOB 47や、Anti Cimexなど、ハードコアパンクバンドの名前も、がっつり出てきている。歴史的に見ればデスメタル以前のスウェーデンのバンド、Candlemassの名前も出てきている。自国の歴史を掘り下げ具合を考えるに、トレンドを追った消費ガイドとは一線を画した、尋常じゃない熱量がぶちこまれているのを感じる。それとともに、ハードコアパンクとメタルが対立しているという、マスコミによって仕立てられた安易で無粋な闘争史観とは一線を画した、血の通った本当の現場視点に貫かれているんじゃないかと勝手に感じている。

しかし今、この文章を書いている段階で通読したわけではない。なんせ、長すぎて、心がくじかれてしまっている。


輪読スタイルで、同好の士を集めてみよう

note主が大学院在学中に、一冊の本をグループのメンバーと通読して、その知識を討論の中から吸収する「勉強会」なるものが行われていた。あーでもない、こーでもないと議論する中で補足資料を調べ、論証を加えながら詳しく読んでいくスタイルだった。社会に出た今からでも、同士を集めて、そういうことやったら面白いんじゃないか?そんなことを考え始めた。世間水準で考えてみれば、少々マニアックに過ぎる音楽。同好の士が身近に住んでいるなんてことは、まずありえないだろう。この本の通読サークルをwebベースで運営したら、どのぐらいの人が興味をもって、会に加わってくれるだろうか?その中から、どんなものを吸収できるのだろうか?うまくいくかは分からない、まずはやってみよう精神で、会を立ち上げてみることにした。

当面はこのノートを通じて、要約や感想、勉強会の報告、スウェーデンのヘヴィメタル周辺について、ざっくばらんに書き残していくことにしようと思う。年内に読み切れたらいいな・・・

著者について

ところで著者のDaniel Ekeroth 氏は、現在Iron LambやMartyrdöd というバンドで活躍中とのこと。

取扱店舗など

簡単に調べる限り、今はamazon でしか取り扱ってなさそうだ。

興味ございましたら、お声がけください。

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