見出し画像

SDGs未来都市38 兵庫県明石市

次の世代へ環境・社会を引継ぐには、中小企業のSDGs経営が不可欠です。
地域に根差した事業活動を行う中小企業においては、SDGs未来都市の取り組みがヒントになります。

兵庫県明石市は、日本有数の豊かな漁場で、古くから漁業が行われてきた。季節ごとに様々な魚がとれ、明石鯛、明石ダコなどの海の幸は、魚の棚商店街とともに「魚のまち 明石」の象徴であり、全国的なブランドとなっている。流れが速い明石海峡で育つ魚はよく運動し、エビやカニなどのエサを多く食べて育つため、特においしいと言われている。

兵庫県明石市では、「SDGs未来安心都市・明石」~いつまでも、すべての人に、やさしいまち~として、経済・社会・環境の三側面で2030年のあるべき姿を定めSDGsを推進しています。
1 地域の資源・特性を生かした活力ある経済【経済】
・交通の利便性の高さや豊かな自然など良質なベットタウンというまちの特性を生かし、駅周辺での開発プロジェクトの推進などにより、人口増加・維持が図られ、商業面での賑わいが維持される。工業面でも設備投資や創業が活発に行われることにより、活力ある経済が持続している。
・「海のまち」として、明石海峡大橋を望む美しい海岸線や、タイ・タコ・ノリなどの海の幸がブランド化され、交流人口や市内産品の付加価値が増加している。
2 “やさしい”社会の創造・発信【社会】
・元気で意欲のある高齢者が活躍し、支援が必要となっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会となっている。
・将来のまちの担い手となる子どもの健やかな育ちを社会全体で支える体制が確立し、子どもを産み育てやすいまちとなっている。
・障害者をはじめすべての人が認められ、誰もが社会に参加することができる共生社会が実現している。
3 環境と豊かな暮らしとの調和【環境】
・市民、団体、企業などと連携した取組により、豊かな海や緑の保全など、自然と人が共生するまちとなっている。
・ごみの減量化や公共交通の利用促進などにより、環境への負荷が小さく持続可能な低炭素社会となっている。