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SDGs未来都市2:山形県飯豊町

(SDGs未来都市を巡る旅)

日本のSDGsを牽引している「SDGs未来都市」。環境・社会・経済の3つの側面でSDGsを推進しています。地域に根ざす中小企業がSDGsを推進するにあたり、SDGs未来都市の取組み事例を学ぶことがヒントになり得ます。


山形県飯豊町は、飯豊連峰、里山など自然豊かでその景観は訪れる人々を魅了しています。
「飯豊町SDGs まちづくり機構」を整備し、農山村が有する多面的な価値を住民自身が再認識し、自然と文化と歴史に育まれた中での暮らしの真の豊かさを発信。飯豊町SDGs まちづくり機構の持続的、自立した運営のために、自主財源の確保はもちろん企業からの支援・ボランティアの組織化を含めてNPO 法人や社団法人等の組織体を確立。さらに町が推進している「飯豊電池バレー構想」など蓄電デバイス産業の集積といった取組に加え再生可能エネルギーを基盤とする社会形成を技術開発から推進するとともに、地域循環を永続性のあるものとするために、従来では測れない新たな評価指標の導入プロセスを検討することで、行政のみにとどまらない地域社会のSDGs 推進を目指すとしています。


SDGs推進に関する環境・社会・経済の3つの側面は次のとおりです。


経済面:ピンチをチャンスに、逆境からの転換点
①再生可能エネルギーの創出と地域循環
町内の8割を超える木質バイオマス資源の活用
米沢牛の主生産地の特性を活かしたバイオガス発電の推進
②山形大学xEV飯豊研究センターを核とした飯豊電池バレー構想
蓄電デバイス関連産業の集積、拡充支援
専門職短期大学の開学支援
社会面:地域のコミュニティ力、地域力の停滞
①農山村の価値の継承と発信
農山村のアイデンティティとレガシーの継承
農村型まちづくり会社等の創設
②「手づくりのまち」づくりの進化
農村計画研究所2.0が発信する「真の豊かさ」
環境面:荒廃の危機の里山に「美しい村」を取り戻す
①地域資源を活用した環境にやさしい循環型環境構築
域内循環による地球温暖化配慮
②飯豊型エコハウス、エコタウンの推進
厳しい環境性能に適合する環境と経済にやさしい暮らし
空き家イノベーションによる交流環境の構築


#中小企業のためのSDGs経営
#SDGs未来都市
#山形県飯豊町
出典:山形県飯豊町