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レジ袋有料化(SDGs視点の考察)

2020年7月1日よりレジ袋有料化となりました。

もともと、プラスチックごみは9割がリサイクルされず海に流れ込み環境問題をひき起こしています。その量は、なんと毎年800万トン。その海へ流れ込んだプラスチックごみが、紫外線・海流・波によりマイクロプラスチックという細かい破片となることで、有害物質が付着しやすくなる上に、これを鳥や魚がえさと間違えて食べています。

そして、私たちはその魚を食べているという実情があります。

当会が支援する中小企業、小規模事業者においても、レジ袋有料化に転換するに際して様々な対応が必要となり大変な時期にご苦労が多かった実感があります。その効果として、お客様の多くがレジ袋を求めず、近所への買い物では買ったものをそのまま手に抱えて持ち帰る姿も見かけるようになりました。このように、私たちみんなの意識改革につながったと言えます。

レジ袋の削減効果は、プラスチックごみの3%~4%程度とされ、そこまで抜本的なものではないという意見は、公的なものも含めて多くあります。しかしながら、私たちみんなの意識がかわり、環境問題を考えるきっかけとなり、事業者としてはSDGs視点での経営を検討する契機となる良い効果があるのは確かです。そして、3%~4%でも、持続的にプラスチックごみを削減できるのは積み上げれば大きな効果となり、他のごみ問題への意識の広がりにもなると考えています。

みなさま、どのようにお考えでしょうか。