見出し画像

気候変動・SDGsアクションLabo 通信 2022 vol.4.5

 今回は、番外編として体験プログラムの様子をご紹介。
気候変動・SDGsアクションLaboでは、SDGs等に関する具体的な取組や活動を体験するプログラムをご用意しており、そのうちの2つをご紹介します。


■体験プログラム① 〔2022年12月18日(日)〕
薪割り&薪ストーブで冬の脱炭素エネルギー体験

活動団体:NPO法人ezorock
体験場所:放課後等デイサービスもりぴた
NPO法人ezorock コミュニティスペース

札幌市南区駒岡地区で木育をテーマにした放課後等デイサービス事業所「もりぴた」で薪割り体験を行い、その後NPO法人ezorockコミュニティスペースに設置している薪ストーブに触れ、森や木から実際にエネルギーが生み出される一連の流れを体感するプログラムです。

まずは、放課後等デイサービスもりぴたの崎川さんにレクチャーいただき、薪割り体験を行いました。

各々、最初は苦戦しながらも、どんどん薪を割っていきました。

最後に今日割った薪を積んで終了。
薪ストーブをメインで使用する家庭では1シーズンにおよそ8立米(㎥)ほどを使うそうで、今回30分ほどかけて割われたのは、だいたい0.2立米とのこと。

最後の感想では、「キャンプで鉈で割ったことはあったけど、斧は狙うのが難しかった」「薪の不揃い感にあたたかみを感じた」「手が痛くなりそうと思っていたけど、足が疲れているのが意外」などお話いただきました。


もりぴたを離れ、NPO法人ezorockコミュニティスペースへ移動し、薪ストーブに薪をくべて薪の暖かみを感じました。
 
そして最後に、ezorockの代表でもあるアドバイザーのタケシさんより、今日の薪割りのことや、北海道の冬に関わる木の役割や、ezorockでの活動ができていく経緯や、活動事例の紹介などをレクチャーいただき、体験プログラムが終了となりました。




■体験プログラム② 〔2022年12月23日(金)〕
「脱炭素まちづくり」カードゲームワークショップ

体験場所:ワークショップデザインdescribe with
札幌市北区北13条西4丁目1-2 第一志水ビル4階

まちの温室効果ガス排出量を住民としてどのように減らしていけるのか、他の参加者と協力してシミュレーションするカードゲームを体験するプログラムです。
<参考>「脱炭素まちづくり」カードゲーム詳細https://issueplusdesign.jp/climatechange/college/about/play/

気候変動・SDGsアクションLaboのメインファシリテーターでもある高橋さんにワークショップを実施していただきました。
まずは、気候変動が及ぼす様々な影響について、10分ほどでレクチャーいただき、続いて、カードゲームのルール説明を行っていただきました。
「お金、人、プロジェクトなどのカードが存在し、まちの状況を示すパラメータである、『コミュニティ』、『再エネ』などを見ながらプロジェクトを実行し、100から始まる温室効果ガスの排出量を50まで半減させることを目指すゲームとなっています。」


参加者それぞれには1つの業種が割り振られ、それに応じたカードを持ってゲームがスタート。行政、自動車工場、農業、まちづくり会社、IT企業など実社会と同様の役回りがあり、参加者は、お金、人、プロジェクトのカードを組み合わせ、プロジェクトを実施し、温室効果ガスの排出量を減らす取り組みを進めていきました。
ゲームは4ターンに分かれており、ターンの合間毎に、まちの状況や各参加者自身の排出量が示され、自身の気づきや行動を振り返る時間も取られました。


ゲーム終了後の振り返りの時間では、「単独ではプロジェクトを進めるためのリソースが確保できなかった」、「取組の内容によっては逆に温室効果ガスの排出を増やしてしまうことがあった」、「役回りに応じた動きがイメージできた」などの声が聞かれました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?