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目標はざっくり、ターゲットは細かく、さらにその先は・・

SDGsには17の目標ごとにカラフルなアイコンが設定されています。
地球ひろばのエントランスには、アイコンを模したソファがずらり。なんともかわいい♪

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17の目標は、とても簡潔にまとめられています。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも 経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

話は脱線しますが、
「15.陸の豊かさも守ろう」の ”も”の使い方が好きです。
英語Verを調べてみたら、「15.LIFE ON LAND」。
最後に,too がついていないので、”も”は日本オリジナルかな?
この書き方、個人的にとても好きですw


17の目標はざっくりとわかりやすく書かれていますが、
各目標には、具体的な169のターゲットというものがあります。
〉〉各目標はこちらでチェックできます

例えば「15.陸の豊かさも守ろう」のターゲットを見てみると、
1~9さらにa~cの、合計12のターゲットが設定されています。(正式には、15.1や15.aのように数字・アルファベットの前に各目標の数字が入ります)

ここでひとつ疑問が・・
数字とアルファベットの違いはなに?全部数字じゃダメなの?
調べてみると、こんな答えが出てきました。

数字 ⇒ 自分や企業ができること
アルファベット ⇒ 国や行政がやるべき政策

ここでもう一度「15.陸の豊かさも守ろう」のターゲットを見てみると、

15.4 2030年までに生物多様性を含む山地生態系の保全を確保し、持続可能な開発にとって不可欠な便益をもたらす能力を強化する。

→ 富士山でゴミ拾いをする、などのイメージが沸きます。

15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる供給源からの資金の動員および大幅な増加を行う。

→ 資金を大きく増やす・・個人やそんじょそこらの企業レベルでは難しいミッション!

国によって企業と行政の役割が違ってくるし、あいまいな部分も多いとは思いますが、ざっくりと分けて記述するのは頭で整理整頓しやすくなって良いのでは。


しかしここでさらなる問題が・・

なんと、この169のターゲットをさらに細かく表した「全244(重複を除くと232)のグローバル指標」というものが存在するのだとか。まじかー!
〉〉PDF版をこちらで見ることができます


「15.陸の豊かさも守ろう」のグローバル指標をチェック!
すると、ターゲット15.4の欄にこの一文が。

15.4.2 山地グリーンカバー指数

はて??
リストにこのワードだけ書かれているので謎。
それならばとググってみると、とあるページにこんな説明が。

山地グリーン・カバー指数は、何らかの形態の緑の植生によって覆われた山岳地帯の割合を測定したもの。

なるほど・・
ターゲット15.4を達成するためにこの指標を参考にしましょう!ということか。

SDGsは優しさと思いやり!なんて生ぬるいことを前回書いてしまったことを後悔するレベルの奥深さ。困難さ。
とはいえ、ここでくじけていたら到底ゴールなんて目指せません!
まずは17の目標を深堀りするところからはじめてみようと思います。


【SDGs的まとめ④】
17→169→244、数が増えるにつれてやるべきことが明確になるが、どんどん専門的になっていく。まずはターゲットの数字のみで書かれた項目をチェックして、個人レベルでできることを考えよう!

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