SCUMBUGZ

💊薬物で異世界に転生した件💊という短編小説を作りました。

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💊薬物で異世界に転生した件💊1話

ピピピピピピピピピピピピピピピ⏰ いつものアラームが鳴り響く。 「エル君起きて!仕事の時間だよ」 「う、、うん、、」 俺の名前は紙山悟(カミヤマサトル)茨城の田舎から上京してきた執行猶予中の24歳。なんで執行猶予中かというと薬物にハマりすぎて下手うって逮捕。友達も彼女も仕事も全部失ったけど別に反省はしてない。両親も幼い頃に亡くして茨城にいる理由も無くなり人生一発逆転を狙い歌舞伎町でエルって名前でテキトーにホストをしている。そんで今起こしてきた微妙な顔の女が三つ上の彼女

    • 💊薬物で異世界に転生した件💊五話

      俺はホストを辞めた。 人間関係を全て断ち切り、SNSを辞め、外に出る時は深く帽子を被りサングラスをつけた。できるだけ目立たないように生活をした。 外に出ると雑音が耳につくからヘッドホンをつける。 好きな音楽が流れていると少しだけ落ち着く。 公園のベンチに座って音楽を聞きながら街を歩く人たちを見ていると色々考えてしまう。 楽しそうな人を見るとなぜか今の俺と比べてしまう。 欲しかったものは手に入れたはずなのに、なぜか満たされない。 夢を叶えたはずなのに死んでいるみた

      • 💊薬物で異世界に転生した件💊四話

        やつの話はすべて本当だった。 俺はここでは誰もが認めるNo.1ホスト。 バースデーイベントの歴代最高の売り上げを叩き出した誰もが認めるホストだ。  ここでは誰もが俺を認めて、必要としてくれる。 そしてこの世界ではハナさんが俺の彼女。 金、権力、名誉、女、薬全てを手に入れた。 WLは紛れもなく本物。こんなに楽しいなら寿命が半分になっても正直どうでもいいし、いつ死んでもいいと思ってる。 仕事はもちろん順調。 街に出ては声をかけられ写真を求められる。  いろんな有名人

        • 💊薬物で異世界に転生した件💊三話

          『ふざけんなよ、今それどころじゃないんだって!俺ヤバイ薬で記憶がなくてそれでハヤイさんの彼女のビルで起きてまじでヤバイからはやく逃げよう!』と言ってヨレ美を手を引く。 『きゃーーー誰か助けてーーー』 本当に俺のことを知らないように感じた。 叫び声と共に人目が集まる。 『ちょっとちょっとエルさんどうしたんですか』 ハヤイさんだった。今一番会ってはいけない人。 『ハヤイさん助けてください!知らない男に急に拐われそうになりました』 『わかったわかった落ち着いて!エルさん

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        💊薬物で異世界に転生した件💊1話

          💊薬物で異世界に転生した件💊2話

          薬物を摂取する上でセッティングはとても大切である。 安心できる場所、最高の精神状態。 これがグッドトリップへと導いてくれる。 バースデーイベントで失敗しヤクザに前歯を折られヤケになっている俺の精神状態はかなり最悪。 それにヤケになって未知なる薬物を出先で摂取してしまった。 バッドトリップに陥る可能性が高い。ここから家はそう遠くはない。急いで帰ろう。 3分もすると体に変化が現れ始める。 異常な手汗 だんだん早くなる脈拍 『ハァハァハァハァ...始まったか』 徐々に視

          💊薬物で異世界に転生した件💊2話