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第2回START TALK/イベントレポート

「START TALK」とは?

「START TALK」は若手起業家に創業からのストーリーを語っていただき、起業マインドを学ぶトークイベントシリーズです。登壇するのは現役の若手起業家。彼らが新しいことに取り組む理由や、目指しているものは何か、起業に踏み切るまでの葛藤など、ここでしか聞けないリアルな話を深堀りするトークイベントを毎月オンラインで実施しています。

起業について理解を深めるためには、実際に起業をした人に話を聞くのが一番。さらに比較的歳の近い若手起業家の最初の一歩の踏み出し方は、起業について考えている学生の皆さまにとって、とても参考になるはず!「START TALK」ではそのような想いから、若手起業家の方々にスポットライトを当て、起業の体験談を語っていただきます。創業時のストーリーを聞くことで、一口に起業と言ってもその形や始め方は様々であるということを知るとともに、自分に合ったロールモデルを見つけられる場を提供していきます。

第2回「より良い社会を作るために、資金調達を終えた19歳起業家」

第2回「START TALK」では、株式会社Civichat 代表取締役 高木俊輔さんに登壇していただきました。高木さんは、N高在学中に自分にあった補助金を自動でおすすめされる「Civichat」を創業し、地方での実証実験などを経て資金調達を行い、現在渋谷区を中心に事業を拡大されています。今回、起業を意識したきっかけや事業戦略、今後の展望、資金調達のリアルな話などを聞くことができました。

高木俊輔

高木俊輔
株式会社Civichat 代表取締役
選択格差をソフトウェアの力で是正することを目標に、行政機関・地方自治体やNPOのコミュニティの中で会社を経営している。

株式会社Civichatはどのような事業に取り組んでいるか

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高木俊輔さんは、起業前に大学の奨学金制度などを調べて「この制度誰かが教えてくれたらいいのに」と思ったことをキッカケに、公共制度の「自分が使える制度が分からない」「書いている内容が分からない」などの課題に目を向けたそうです。

株式会社Civichatは、そんな課題を解決していく事業に取り組んでいます。具体的には、自分に合った制度がLINEでわかるサービス「Civichat」と、自治体・事業者向けの管理ポータルの提供を行っているそうです。

そのように、課題を見つけてから高校生活のなかで起業するというキャリア選択に至ったストーリーについて詳しく伺いました。

起業までのストーリー

高木さんは、N高等学校というKADOKAWA・ドワンゴが創るネットと通信制高校の制度を活用した、新しいタイプの高校に通っていました。N高等学校にはさまざまな部活動がありますが、高木さんが所属していたのは起業部。その活動を通して起業が身近になり、起業しやすい環境が起業というキャリア選択に大きく影響したと語っています。

また、オンライン授業の合間にインターンや様々なイベントに参加したり、ハッカソンなどのイベントを通して締め切りをつくったことで、3か月で事業アイデアが生まれたそうです。

アイデアを考えるなかで「誰かが一度調べたことは公開すれば面倒ごとが減る」という想いから始まったのが、今のCivichat事業です。

起業のチャンスをつかむには

起業を考えてさまざまな場にいくと、自分の事業を応援してくれる方と出会います。そのときに、起業のチャンスをつかんでいった高木さんは、どのようなことを意識していたのでしょうか。

そのことについて高木さんは、「なんで支援してくれるかを一度考える」ことが大事だと仰っていました。

「なにもないのに自分に好意を持つことはない」ので、その人が何を求めているかを考えたうえで関わっていくことでミスマッチを防ぐことができるそうです。

また、自分の情報や思考を外に公開していくことも大切だとおっしゃっていました。

具体的には、名刺をもらったらその会社について調べて相手のことを知ったり、SNSで自分の常日頃感じていることを発信するなどの工夫をしているそうです。

資金調達についても、こうした工夫をしながら関わった方に支援いただくことで、ミスマッチを防げたと話していました。

まとめ・次回告知

ここまで、高木俊輔さんの起業までの道のりや、チャンスをつかむための工夫といったリアルな話をピックアップしてお伝えしていきました。

「高校生で起業を考えている」「起業したいけど、行動にうつせていない」という学生の皆さんには、とてもやる上でのイメージがつく回だったのではないでしょうか。

次回 START TALK は10月16日(土)17:00~18:00に開催します!

次回は今回はNoMapsカンファレンス特別編として、すぐ働けてすぐお金がもらえるスキマバイトアプリ「タイミー」を提供する株式会社タイミー代表取締役の小川嶺さんをお招きします!ぜひ楽しみにお待ちください。

詳細は以下の記事から!

【運営】
主 催:STARTUP CITY SAPPORO事務局
共 催:総務省北海道総合通信局
協 力:Open Network Lab HOKKAIDO事務局、Code Republic、
    日本政策金融公庫、NoMaps実行委員会、MAKERS UNIVERSITY、
    札幌・北海道スタートアップ・エコシステム推進協議会

STARTUP CITY SAPPOROとは
札幌・北海道から世界を変えるスタートアップの事業成長を支援することをミッションに札幌市を中心に2019年に始動したスタートアップの発掘・支援プロジェクト。シード(創業期)のスタートアップから拡大フェーズのスタートアップまで多彩なプロジェクトを展開。国内外のスタートアップが参加できる道内12自治体連携の行政オープンプロジェクトも実施しています。

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