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サッカーにこだわる理由

サッカーは、重要でないものの中で一番重要。

これは、名将グアルディオラ監督の言葉ですが、生まれてから常にサッカーとともに人生を過ごしてきた私にとって、サッカーは最も重要なものの中の一つです。

何故ここまで自分の中で重要なのか、何故選手をやめたのにサッカーに人生を捧げるのか。

もちろんサッカーが大好きで関わり続けたいのも理由の一つです。

昔からサッカーの指導者になりたいと思っていたわけではありません。つい最近までは選手としてやっていきたかったし、自分がサッカーをしなくなる日が来るとは思ってもいませんでした。選手を辞める決断をしたこと、そしてそれでも関わる理由があります。

私は14歳の頃、家庭に問題があり移住する事になって、多くのものを失いました。しかし、そんな時でも自分の近くにはサッカーがありました。サッカーは常に私の近くにいてくれました。サッカーのおかげで今があります。サッカーこそ生きがいです。これがサッカーに人生を捧げる理由です。

では、何故サッカーをやめたのか。
これは、指導者になろうと思ったきっかけにも繋がります。

私は移住してからの4年間で多くのことを知らされました。
県やチームによって全くレベルが異なること。
指導者によってチームが大きく変わってしまうこと。
選手の才能を潰してしまうような指導があること。
勉強しても視点、考え方でまるで意味がなくなること。
など書き切きることができないほど指導者や他選手との問題に直面し、選手としては辛い環境でありました。
環境、指導の仕方に合わず、家だけでなくサッカーでも問題を抱えることになりまた。さらに、追い討ちをかけるように怪我をし、とても耐え切れるものではありませんでした。そこで、夢でもあり生きがいだったサッカーを辞める決断をしました。大好きなサッカーから、子供の頃の夢から逃げました。しかし、この経験は私しか知りません。この環境になったから得たものがあります。これは、私が変えていくべき問題であり、私だからこそできる、目指せるものがあると考えました。

私は、指導者が選手に大きく影響を及ぼす責任があることを知っています。
指導者の自己満足であってはいけません。
夢を指導者が諦めさせることは決してあってはいけません。
大好きなサッカーを指導者が嫌いにさせることがあってはいけません。
希望を与えてくれたサッカーはいつもみんなの希望であるべきです。

夢を持つ子供が目指すことができる環境を作ること
その子供たちが目指すところが世界のトップレベルの環境であること

このような環境に変えていくことがやるべきことだと信じています。
希望であったサッカーを希望のまま、楽しいサッカーをより楽しく、さらに高いレベルにすることが私がやるべきことです。夢とは別にやるべきことです。


多くをあたえてもらったサッカーは私にとって特別です。

サッカーこそ私の人生です。



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