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【感想#2】自由に、自分らしく

 あけましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしでしょうか? 初詣には行かれましたか? わたしの今年の運勢は中吉とのことでした。身を引き締めてがんばりたいですね。
 新年を祝い、お休みの方も多い三が日。日本のファッションアパレル業界にとっては一年の中で一番盛り上がると言っても過言ではない初売り、そしてセールは今も元気に開催中! 数あるアイテムの中、あなたが好みあなたに似合う素敵な一着に、出逢えますように……!

自由に、自分らしく

『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』(2021) 
監督:サディ・フロスト

 2023年映画初めはBunkamuraのル・シアター他にて上映中、丈も時代も変えたミニの女王マリー・クワントのファッション・ドキュメンタリー!

 世界的デザイナーである彼女はどんな時代に生まれ生き、何を想い作品を生み出し続けたのか。生い立ちからファッション界革命の軌跡、現代に至るまでを当時のインタビューや彼女を取り巻くご家族や元助手、著名なデザイナー、モデル、アーティスト、そして時代を彩る音楽と共に描きあげた90分!
 “家事をするプリンセス”――女性がそんな位置付けをされてしまう時代の中で、強い信念をもって「自由に、自分らしく」を体現し続ける彼女の作品や言葉や生き方にパワーを与えてもらえること間違いなし!

 ファッションには程々の興味を持ち、アパレルブランドにてお仕事をさせていただいた経験もある私ではございますが……お恥ずかしながら、MARY QUANTに関しては

【デイジーマークのアイコン】
【コスメ】

が主な知識で、ブランドの背景やどんなデザインのお洋服を取り扱うかなど、まるで無知でした。この度の映画、そして展示にて良い刺激を頂いたのでこの良き機会にブランドに関して知識を深めたいと思います。
 こういう出逢いがあるから、ファッションドキュメンタリーって好きなんですよね。
それはさておき、そんな薄氷のような知識の私でも映画本編が始まって5分もすればこのマリー・クワントの世界に没入しており、90分経つ頃にはすっかり彼女の虜でした。
 当時はオートクチュール発のエレガントなファッションが主流で、そのスタイルに窮屈さを感じていた彼女が自分が着たい服を作ってお店まで立ち上げてしまう……なんてクリエイティブなんでしょう!
 彼女がその人生で体現している“常識にとらわれない自由なファッション、生き方”って風の時代そのもののようで。はからずして時代を先駆けていらしたのだな、と思うと感激で胸がいっぱいになります。
 自分の着たいものを自由に選べるって自分にとっては当たり前のようなことだと思っていたけれど。こうして移り行く時代の中で誰かが築き上げたからこそあるものなのだなぁ……そんなことを思ったら、ショッピングで出逢って迎え入れる素敵なワンピースやヒールも、毎日身につけるアイテムも、選ぶ瞬間さえとても大切なものに思えてきますね

 みどころは全部!と言いたいところですが。MARY QUANTのファッションショーが斬新で軽く衝撃を受けたので、是非そちらを見て欲しいなと思います。

 そして、渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムではマリー・クワントの出身地であるイギリスにて約40万人が訪れた注目の世界巡回展「マリー・クワント展」が開催中!
2023年の幕開けはマリー・クワントの世界に触れて、パワーをもらって。自由に、自分らしくを初めてみるのはいかがでしょうか?


ル・シネマのジンジャエールはキリッとした辛口!



1Fロビーラウンジではコラボメニューが味わえます♥️
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