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生産者からエアーでチョクにとどける

1、生産者特権のおいしさ

 今まで食べたことのなかった果物に気づいた今年。生のプルーンってやつを初めて食べました。へえ、桃のような甘さと食感、ぶどうのような濃厚さもあり、でもすももみたいな強い酸味ではない、ほのかな爽やかさ。こんな果物を今まで知らなかったことを悔いつつ、でも、お取り寄せで初めて知ったおいしさ。こんな生産物の贅沢ってやつを、生産者の方々は、それぞれの畑や圃場で体感しているんだろうなあ・・・なんて思うと、やっぱり鮮度の違いを体験したいって思うじゃないですか。

しかも、何度となく、生プルーンのおいしさを訴求してくるこの人。

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何やら、こんなおいしい果物を食べたことがないなんて!っていう若干押しの強いアピールを何度も受けつつ、でもいやらしさがまったくないのは、人徳だなあと思いつつ、やっぱり受けた問いには応えたいと思うのが、筋を通すってもの。ええ、味わって見ますとも、その「鮮度」のよい生のプルーンのおいしさとやらをね!

2、北海道から東京まで中二日

 プルーンを生産している日本の産地は、北海道と山形県と長野県が3大産地。地元では当たり前に食べられていても、東京には例えば果物売り場の片隅に本当に好きな人だけが買うように控えめに陳列されているのがほとんど(いままで、陳列されていたのさえ目に入らなかった・・・)

市場流通では少なくとも4日~6日はかかって、家庭に届けられることだろう。産地直送でお取り寄せしても、北海道からは陸送で送られてきて中二日かかって届く。その間、温度や衝撃や時間が経過することで、少しずつ鮮度と状態が下がっていく・・・確かにおいしいんだけど、「めっちゃおいしい」という原体験をやってみたいじゃないですか。

 農家の雑談でも押しの強…(自主規制)な、ゆかりさんの農場は、北海道仁木町。以前から好きなワイナリー(平川ワイナリー)が余市町にあって、行ってみたいと思っていた土地だったので、行程を組んで見ることに。

朝9時農場着▶収穫▶10時梱包・出発
↓(高速道路)
12:00新千歳空港着
13:05新千歳発
↓(飛行機)
14:45羽田着
↓(モノレール)
15:10浜松町駅
↓(徒歩)
食べチョク15:15着予定

お、6時間で東京まで運べるじゃん!!食べチョクスタッフにサプライズしちゃえ!と手配をはじめたのでした。

3、爆誕「エアチョク」

さて、スタートは羽田空港から北海道へ前日入りすること。朝便では間に合わないのです。

早速幸運の飛行機に遭遇!でも、この段階で翌日は雨。風は8mの強風!無事に収穫できるだろうか…。

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飛行機に乗って、ゴー!
羽田空港はこんなに晴れているのに、北海道は雨予報。いや、これは雨女なんじゃないかと思いつつ、天気だけが心配。

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途中、眼下にテーマパークを見つつ…

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あっという間に、津軽平野までやってきて、

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新千歳空港まで約90分ほどで到着。

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空港で、レンタカーを借り、一路、前泊地の小樽を目指し待機し、翌朝、仁木町に向かうのでした。心配なことは、雨模様。未だに雨の予報のまま‥

5、生プルーンを6時間で輸送

さて、翌朝七時に起床。ホテルの窓のカーテンを開けたら、この景色。

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ちょっと路面は濡れたみたいですが、雲の切れ間に晴れ間が…
持ってますネェ、やっぱり晴れ男。台風も低気圧も吹き飛ばす。ご先祖様が3人ぐらい付いてるみたいなので、どこにいっても強運ですわ。

早速、車で仁木町へ。8時20分に小樽を出発し、わずか25分ほどで、Nakamurafarmに到着。

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なんか、いろいろ貼ってあるけど、なんだろう…?
近づいてみると、この威圧感。

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お尻を持った少年がお出迎えww
そして、ゆかりさん夫妻にやっと会えて、早速、生プルーンの収穫へ。

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もう終わりかけのところを、最後の収穫のために、残しておいてくれました。
木になるプルーンを、収穫!

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生プルーンを収穫(9時20分頃)

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収穫したら、早速梱包!(9時35分ぐらい)
箱詰めして、傷つかないように緩衝材でやさしく蓋をします。

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 そして、段ボールにちゃんと今日作業したことがわかるようにラベルをマジックで書き書き…
10月4日(月)9時41プルーンに梱包終了!

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ひとつは、東京の食べチョクオフィス(浜松町)へ、もう一つはあの方へ…一応、ちゃんと証拠写真を残しつつ、いざ新千歳空港へ戻ります!

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しかし、今回の高速道路はパトカーばかり。違反車両ばんばん捕まってたので、安全運転で気をつけながら無事に新千歳空港に到着。ガソリン入れて、レンタカー返して、空港のセキュリティを通過しないと乗り遅れてしまう!

ただ、優先レーンをつかってあっさり通過!無事に飛行機に乗れます!(12時20分頃)

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えぇ、ちゃんと持ち込んだ証拠を残しますよ。
ラウンジにて撮影。

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もちろん、服はこれでバッチリ?宣伝

さ、飛行機に乗って、東京へ最短でお届けしますよ!一番前の座席でww

追加で8,000円かかりましたけどねww

6、ミッション完了

帰りの飛行機はあっという間に羽田に到着。浜松町までは、羽田空港から東京モノレールにのって、空港快速だと、空港から最速で浜松町までいけます。

そして、ついに、この人にお届けできました!

朝の9時41分に梱包して、東京のオフィスに午後3時30分に到着。無事6時間以内にお届けです!お留守番している社員の皆様とぜひ、この最短の鮮度とおいしさを楽しんでください!

7、かかった費用

では、実際に飛行機で運ぶとどのぐらいの費用がかかるのでしょうか。ざっと計算すると下記の通り。

・航空券代(19,660円×往復)=39,320円
・ファーストクラス(+8,000円)
・レンタカー代(24時間、会員割引・直割)5,660円
・ガソリン代 2,550円
=55,530円

いかに、宅急便のクール便がお安く運んでいただけているかがわかりますね。(笑)

もちろん、こんなプライベートな物を運ぶなんてことをやっていたら、家計が破綻してしまいますから、普通は産直お取り寄せできるサービスを使えばいいのです。

ほら、あるじゃないですか。食べチョクがww

ということで、僕は、1円もお金をいただいておりませんが(!)便利なサービスが当たり前にある世の中に感謝し、そして、生産する人の努力、運ぶ人の仕事に敬意を表しながら、おいしいものをご自宅で、楽しみましょう。

ちなみに、今回の #エアチョク は、単なるお遊びで実在するサービスではありません。こちらのノリと勢いにお付き合いいただいた、食べチョクの方々に感謝申し上げます。

でも、人気殺到で、プルーンもうすでに完売しちゃった・・・またのシーズンを楽しみに、食べたいと思った方、来年食べてくださいね!おしまい!


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